日本流星研究会

流星・火球・隕石に関する最新情報
2002年10月〜12月




Last Updated : 2008/8/2

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2002年12月

2003年における眼視協定観測のスケジュール (Dec. 30, 2002)
2002年8月よりスタートした眼視観測による協定観測の,2003年スケジュールが公開されました。2003年は次の流星会議である徳島流星会議まで継続し,その後のことは流星会議で検討する方針です。基本的に土日を優先的に予定しております。ただし,主要流星群などが活動する際は,臨時にその期間を協定観測期間として設けております。

多くの方からの観測報告をお待ち申し上げております。

眼視協定観測について


流星電波観測報告会の開催 (Dec. 30, 2002)
毎年恒例になりました,流星電波観測報告会は,2003年2月15/16日に京都市で開催されることとなりました。流星電波観測国際プロジェクト2002に参加された方など,多くの方のご参加をお待ちしております。

流星電波観測報告会のアナウンスページ (流星電波観測webより)


2002年こぐま座流星群 眼視観測速報 (Dec. 24, 2002)
12月24日16:00までに日本流星研究会ならびに速報報告先へご連絡頂いた速報データより,2002年こぐま座流星群の活動は23日未明に平均HR10,ZHR50程度となっており,例年の活動より活発な活動を見せております。2000年にも突発が観測されましたが,現段階ではほぼ同じ位の活動となっております。

こぐま座流星群 眼視観測速報 [12/24 16:00現在]


2002年こぐま座流星群では海外を中心に活発な活動の報告が相次ぐ (Dec. 24, 2002)
流星電波観測の第一報で「突発の傾向はなかった模様」と報じましたが,海外の観測速報が入り,第三報では「活動が弱いながらも海外サイトを中心に捕らえられた」となっております。アメリカやヨーロッパの流星電波観測結果から,活動が活発化したことが報じられています。国内では海外ほどの活発な活動が見られないものの,若干の増加傾向を捕らえたサイトの報告が出てきました。極大は日本時間で23日3:00頃から9:00頃だった模様です。

流星電波観測国際プロジェクト2002
こぐま座流星群観測結果 [第三報]


2002年こぐま座流星群は予想されていた突発活動はなかった!? (Dec. 23, 2002)
先日のアナウンスで,Esko Lyytinen氏らが,こぐま座流星群の小バーストの可能性を示唆しました。日本時間では観測状況がよく,流星電波観測では活動が薄明後も追えるため,活動を捕らえることが期待されましたが,「流星電波観測国際プロジェクト2002」によりますと,現段階でこぐま座流星群の明瞭な突発活動は見られていないとのことです。まだ完全な速報なので確定ではありませんが,その可能性が強い模様です。

流星電波観測国際プロジェクト2002
こぐま座流星群観測結果


2002年ふたご座流星群観測速報 最終アナウンス 13/14日と14/15日はほぼ同レベル。極大は14日昼間か (Dec. 19, 2002)
ふたご座流星群・観測速報の最終アナウンスです。今年のふたご座流星群は13/14日と14/15日とではほぼ同レベルの活動を見せた模様で,一晩の平均HR55,ZHR130程度となっています。平均HRは夜半前の月明かりで流星数が減っていると思われます。ZHRとしてはほぼ例年並みの活動となりました。しかし,ふたご座流星群の極大自体はどうやら日本時間で14日昼間だった模様です。現在国際流星機構で速報が集計されており,後日極大時刻がわかることと思います。

ふたご座流星群のページ
ふたご座流星群観測速報 最終アナウンス (集計:内山茂男氏)


2002年ふたご座流星群観測速報 第四報の発表 15日早朝は平均HR60 極大は14日早朝だった模様 (Dec. 15, 2002)
ふたご座流星群速報の第四報です。15日早朝は平均HR60程度,ZHR130程度と,第三報より若干多めであった模様です。ふたご座流星群の極大は予報通り14日だったことになります。今年のふたご座流星群の極大は平均HR70,平均ZHR130と例年並みかやや活発であった模様です。今回ふたご座流星群観測速報は,日本流星研究会・内山茂男氏に集約して頂きました。

ふたご座流星群のページ
ふたご座流星群観測速報 第三報 (集計:内山茂男氏)


2002年ふたご座流星群観測速報 第三報の発表 (Dec. 15, 2002)
ふたご座流星群速報の第三報です。15日早朝は平均HR40程度,ZHR100程度であった模様です。ふたご座流星群の極大は予報通り14日だったことになります。今年のふたご座流星群の極大は平均HR70,平均ZHR140と例年並みかやや活発であった模様です。今回ふたご座流星群観測速報は,日本流星研究会・内山茂男氏に集約して頂きました。

ふたご座流星群のページ
ふたご座流星群観測速報 第三報 (集計:内山茂男氏)


2002年ふたご座流星群観測速報 第二報の発表 (Dec. 14, 2002)
ふたご座流星群速報の第二報です。14日早朝の平均HR70,平均ZHR140と活発な活動を見せています。第二報からは時間別集計結果も発表しています。今回ふたご座流星群観測速報は,日本流星研究会・内山茂男氏に集約して頂きました。

ふたご座流星群のページ
ふたご座流星群観測速報 第一報 (集計:内山茂男氏)


2002年ふたご座流星群観測速報 第一報の発表 (Dec. 14, 2002)
順調に増加を続けているふたご座流星群の速報集計第一報です。13日20:00までに報告されているデータで,13日早朝までの結果が集計されております。この結果から着実に増加しているのがわかります。また,14日早朝の観測状況でも,着実な増加が認められております。この後14/15日にかけても同レベルの活動が見られるものと思われます。今夜も是非観測をしてみましょう!! 今回ふたご座流星群観測速報は,日本流星研究会・内山茂男氏に集約して頂きました。

ふたご座流星群のページ
ふたご座流星群観測速報 第一報 (集計:内山茂男氏)



2002年しし座流星群を終えてみなさんにアンケートを実施します! (Dec. 12, 2002)
1998年から世間に広く知られたしし座流星群も2002年の大出現でその幕を閉じそうです。そこで,今回帰にともなうしし座流星群のアンケートを実施したいと思います。みなさまのご協力をどうぞよろしくお願いいたします。若干長いアンケートになりますが,今回のすばらしいしし座流星群を後世に語り継ぐとともに,しっかりとした記録としてとどめておきたいとおもいます。皆様のご協力をよろしくお願いいたします。アンケートの集計結果は後日webで公開いたします。

アンケートのページへ


Esko Lyytinen氏がこぐま座流星群小バーストの可能性を発表 (Dec. 11, 2002)
しし座流星群の予報で有名になったEsko Lyytinen氏が,こぐま座流星群の小バーストの可能性を発表しました。間違ってもしし座流星群のような大出現にはなりませんが,通常のこぐま座流星群の活動レベルに比べて活発な活動が見られるかもしれません。今回接近するダストトレイルは非常に古いダストで構造が複雑であると推測されています。彼が発表している予報時刻は以下のようになっております。

  第一交差点 ・・・ 2002年12月23日 04:00JST頃
  第二交差点 ・・・ 2002年12月23日 05:40JST頃

日の出前と月明かりという条件になりますが,眼視観測では是非追いかけてみたいところです。また流星電波観測では28MHzも観測可能な時間帯になりますので,是非活動を追いかけてみてください。


ふたご座流星群の極大がまもなく!流星電波観測ではエコー数が順調に増加中 (Dec. 11, 2002)
ふたご座流星群の極大が間近となってきました。ここから数日間は活発な活動が見られると思います。流星電波観測では,徐々に増加している傾向が捕らえられ始めています。眼視観測でもここから観測シーズンになります。是非観測をしてみてください。しかし,夜半前までは月明かりがありますので,月が沈む夜半以降が活発な活動になりそうです。是非活動を追いかけてみてください。

ふたご座流星群のページへ

鈴木和博氏による流星電波観測結果
流星電波観測国際プロジェクト2002
   ・ふたご座流星群観測速報
   ・ふたご座流星群電波観測ライブ




2002年11月


国際流星機構がしし座流星群速報・第一報を発表 ヨーロッパ:ZHR2350,アメリカ:ZHR2660 (Nov. 22, 2002)
国際流星機構より,2002年しし座流星群観測速報・第一報が発表されました。それによりますと,ヨーロッパ・西アフリカで起きた第一ピークは世界時19日04:10(日本時19日13:10)にZHR2350±60,そしてアメリカ方面の第二ピークでは,世界時19日10:47(日本時19日19:47)にZHR2660±110のピークをそれぞれ観測した模様です。
当初の予報からすると,Esko Lyytinen氏やVaubaillon氏の予報が結果と近く,特にVaubaillon氏の予報が最も結果と近くなりました。現段階ではアメリカ方面で起こったピークのZHRがヨーロッパ・西アフリカ方面のピークより300ほど高くなっていますが,誤差範囲がアメリカ方面は大きいので,活動レベルとしてはほぼ同等であったといえそうです。

国際流星機構

また,日本の結果と国際流星機構発表の結果をひとつのグラフにしてみました。・・・・・統合グラフ

なお,横軸が太陽黄経ですが,太陽黄経236.4度がほぼ19日8:00に相当します。目盛りは太陽黄経0.05度刻みで,0.05度はおよそ1時間11分24秒に相当します。縦軸はZHRで,理想条件下での流星数を示します。従ってこのZHRの数値が実際に見えた数値というわけではありません。また,グラフ上部に昨年の日本のピークであるZHR3430にラインを引いておきました。今年は昨年の日本よりZHRにして1000ちかく低かった模様です。



[NMS速報] 2002年しし座流星群観測速報 <<第三報>> (Nov. 22, 2002)
2002年しし座流星群の観測結果を集計し,22日15:30段階の結果をwebに発表しています。今回では,アメリカ方面で起こったピークのデータが集まってきましたので,こちらのピークの10分毎集計を行いました。ヨーロッパ・西アフリカピークのデータは現在不足しております。もし観測に行かれた方は是非速報フォーマットでご報告をお願いいたします。アメリカ方面のピークは世界時で19日10:40から11:00にかけて(日本時:19日19:40-20:00)となっており,Esko Lyytinen氏やVaubaillon氏らの結果と良い一致を示しております。

2002年しし座流星群の観測速報 11月22日15:30現在
しし座流星群特集ページ

しし座流星群速報フォーマット


[NMS速報] 2002年しし座流星群観測速報 <<第二報>> (Nov. 21, 2002)
2002年しし座流星群の観測結果を集計し,21日11:30段階の結果をwebに発表しています。徐々に海外へ観測に行かれた方の詳細データも報告されてきています。今後はそれらの結果も集計して発表していきます。

2002年しし座流星群の観測速報 11月21日11:30現在
しし座流星群特集ページ

しし座流星群速報フォーマット


2002年しし座流星群はヨーロッパ・西アフリカとアメリカ方面でそれぞれピークを観測 (Nov. 20, 2002)
1998年から話題に上ったしし座流星群は,流星界に飛躍的な発展をもたらし,今回帰最後と思われる大出現をヨーロッパ・西アフリカとアメリカ方面で見せました。ヨーロッパ・西アフリカのピークは7公転前に放出されたダストによってもたらされたピークと思われ,19日13:00-13:20頃にピークを迎えました。そしてその6時間後,19:40-19:50頃にアメリカ方面でピークを迎え,しし座流星群の非常に活発な活動は終わった模様です。この様子は流星電波観測国際プロジェクトでも捕らえることができました。

現在,国際流星機構をはじめとして,世界の観測結果が集計されています。その結果が発表され次第またアナウンスいたします。


[NMS速報] 2002年しし座流星群観測速報 (Nov. 20, 2002)
2002年しし座流星群の観測結果を集計し,20日6時段階の結果をwebに発表しています。それによりますと,徐々に活動が上昇していく様子や,海外の結果を入れると明確なピークも捕らえています。これらの結果は日本人観測者によるものです。

2002年しし座流星群の観測速報
しし座流星群特集ページ

しし座流星群速報フォーマット


アメリカピークが若干遅れた模様 この先日本の夜半前に要注意! (Nov. 19, 2002)
アメリカから,日本流星研究会の比嘉氏らのグループや殿村氏らの観測速報によると,ピーク時刻は当初予報されていた時刻より10分から15分ほど遅れた模様です。この様子は流星電波観測国際プロジェクトでも観測されています。それによって,日本では,23時頃に輻射点が昇ってきますので,その頃にアメリカ方面で起こったピークの裾を見ることができるかもしれません。出ない可能性ももちろんそれなりにありますので,過度な期待はなさらず,気楽に眺めてみてください。


アメリカ方面でも現在ピークを迎えている模様 (Nov. 19, 2002)
最新19:50現在,アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルス郊外で観測している方々より,予報ピーク時刻より若干遅れてピークを迎えているという連絡が入ってきました。電波観測でも飽和状態に近い状況となっており,アメリカでもどうやら現在ピークを迎えているようです。

電波観測の様子はアメリカからライブで10分毎に更新されています。以下のサイトです。

流星電波観測国際プロジェクト2002
  ・電波観測速報 --- 最終更新は19日19:00
  ・電波観測ライブ --- 世界各地からのデータが10分毎に更新されています



ヨーロッパ方面でしし座流星群第一ピークが観測されている模様(Nov. 19, 2002)
流星電波観測国際プロジェクトによりますと,ヨーロッパのライブサイトである,スロベニアとオーストリアの観測画像が,たくさんの流星エコーによって埋め尽くされるという状況になっており,おそらく今がしし座流星群第一ピークだと思われます。昨年日本でも同じように飽和画像が観測されており,これから向かえるアメリカの第二ピークも注目されています。日本では残念ながら見られない時間帯です。ライブサイトでぜひ行方を見てみてください。このプロジェクトではアメリカにも電波観測ライブ地点があります。

流星電波観測国際プロジェクト2002
  ・電波観測速報 --- 最終更新は18日12:00
  ・電波観測ライブ --- 世界各地からのデータが10分毎に更新されています


しし座流星群観測速報 (19日第一報) --- 平均HR40,ZHR170,明け方に明るい流星も上昇 (Nov. 19, 2002)
2002年11月19日08:00までに日本流星研究会メーリングリストに報告された観測速報データより,18/19日の活動は平均HR40と,前日に比べるとかなり活発化してきています。このままピークに向かうものと思われます。今回は,0:00過ぎ頃の流星は平均等級が暗かったのに対して,3:30以降から明るい流星の出現が観測され,急に活発化してきた印象を与えます。今後の展開に注目です。

2002年しし座流星群の観測速報
しし座流星群特集ページ

しし座流星群速報フォーマット



流星電波観測国際プロジェクトによる観測速報が出ています。エコー数が上昇中!! (Nov. 19, 2002)
流星電波観測国際プロジェクトによりますと,日本国内サイトの全エコー数ならびにロングエコー数共に増加中とのこと。まさにこれからのピークにむかっていく様子が捕らえられております。この後のピークは,日本では昼間になりますが,電波観測プロジェクトでは世界のネットワークで常に追い続けています。ライブサイトなどを活用して是非しし座流星群の活動を追ってみて下さい。

流星電波観測国際プロジェクト2002
  ・電波観測速報 --- 最終更新は18日07:00
  ・電波観測ライブ --- 世界各地からのデータが10分毎に更新されています


しし座流星群観測速報 (18日第二報) --- 平均HR15,ZHR76,明け方にはHR20と順調に増加中! (Nov. 18, 2002)
2002年11月18日11:00までに日本流星研究会メーリングリストに報告された観測速報データより,17/18日の活動は平均HR15程度と徐々に増加してきています。また,特に明け方付近ではHR20規模の報告が大多数となっており,順調に増加している様子がうかがえます。今夜がどうなるか注目です!

2002年しし座流星群の観測速報
しし座流星群特集ページ

しし座流星群速報フォーマット


しし座流星群観測速報 17/18日・第一報 : 平均HRは20程度か (Nov. 18, 2002)
18日7:00JST現在に連絡をいただいている方からの活動状況報告によりますと,18日未明にHRはおよそ20程度だった模様です。現在さらなる速報の情報を収拾しております。皆様からのご報告をお待ちしております。

 ・しし座流星群特集ページ
 ・しし座流星群速報フォーマット


流星電波観測国際プロジェクトによる観測速報が出ています。徐々にエコー数が増加中 (Nov. 18, 2002)
流星電波観測国際プロジェクトによりますと,国内の観測地点からも流星エコー数・ロングエコー数共に増加してきているサイトが増えてきたようです。ただし,昨年のような派手な出現傾向は見られず,緩やかな増加傾向が見られるにとどまっております。今後の展開に非常に興味があるところです。

流星電波観測国際プロジェクト2002
  ・電波観測速報 --- 最終更新は17日09:30
  ・電波観測ライブ --- 世界各地からのデータが10分毎に更新されています


14/15日から16/17日まで全国的な悪天候でしし座流星群の活動がつかめず (Nov. 17, 2002)
14/15日より,全国的な悪天候によって,しし座流星群の活動が捕らえられておりません。観測された方は貴重なデータとなりますので,所定フォーマットに従って是非とも日本流星研究会へご報告下さい。多くの方からの情報をお待ちしております。

 ・しし座流星群特集ページ
 ・しし座流星群速報フォーマット


流星電波観測国際プロジェクトによる観測速報が出ています。28.208MHzでは順調に増加傾向 (Nov. 17, 2002)
眼視観測は悪天候で観測できなかった一方で,流星電波観測では,国内の28.208MHzを中心に16日早朝から流星エコー数増加が認められています。海外の何地点からも増加傾向にある報告も寄せられているそうです。しかし,国内では一般的な53.750MHzを利用した観測からは顕著な流星増加は未だ認められておらず,長い継続時間を持つ流星エコーもほとんど受信されておりません。周波数の違いによって,このような結果となっていますが,28.208MHzは53.750MHzよりも高高度の流星まで観測が可能なので,もしかしたら暗い流星の増加が捕らえられているのかもしれません。

第二報は昼前に出るそうです。

流星電波観測国際プロジェクト2002
  ・電波観測速報 --- 最終更新は17日09:30。次のアナウンスは昼前とのこと
  ・電波観測ライブ --- 世界各地からのデータが10分毎に更新されています


14/15日,15/16日共に全国的な悪天候でしし座流星群の活動がつかめず (Nov. 16, 2002)
14/15日より,全国的な悪天候によって,しし座流星群の活動が捕らえられておりません。観測された方は貴重なデータとなりますので,所定フォーマットに従って是非とも日本流星研究会へご報告下さい。多くの方からの情報をお待ちしております。

 ・しし座流星群特集ページ
 ・しし座流星群速報フォーマット


16日早朝より流星電波観測で流星エコー数が若干上昇してきた模様 (Nov. 16, 2002)
眼視観測は悪天候で観測できなかった一方で,流星電波観測では,16日早朝よりエコー数の上昇が見受けられるようになってきたようです。正式アナウンスはまだ出ておりませんが,流星電波観測国際プロジェクトでは,本日夕方頃にアナウンスが出るそうです。今夜観測計画をされている方は,観測に出かける前に今朝の動向をチェックしてみてはいかがでしょうか?

流星電波観測国際プロジェクト2002
  ・電波観測速報 --- 最終更新は16日5:00。次のアナウンスは夕方とのこと
  ・電波観測ライブ --- 世界各地からのデータが10分毎に更新されています


しし座流星群観測速報 (15日第一報) ---13/14日の平均ZHR30程度と順調に増加 (Nov. 15, 2002)
2002年11月15日6:00までに日本流星研究会メーリングリストに報告された観測速報データより,11月上旬から活動は見え始め,10日に入ってからは緩やかではありますが,徐々に流星数が増加してきております。そして13/14日には平均ZHR30程度となり,これからの展開に注目です。なお,14/15日の観測報告は現段階では入っておりません。報告が入り次第追って更新いたします。

2002年しし座流星群の観測速報
しし座流星群特集ページ

しし座流星群速報フォーマット


11月3日18:40頃の中国・四国・近畿で火球 島根県上空に出現か? --続報-- (Nov. 10, 2002)
11月3日18:40頃に中国地方や西近畿地方,四国地方で目撃された火球の続報です。その後の観測情報からかなり広範囲で火球が目撃されているようです。目撃された方はぜひ日本流星研究会火球観測部門までご報告をお願いいたします。
出現日時 観測地
11月3日18:40 兵庫県(明石市,神戸市),岡山県岡山市,和歌山県有田市,高知県高知市,広島県東広島市,鳥取県(倉吉市,八頭郡佐治村,鳥取市),京都府三和町,兵庫県神戸市,広島県,鳥取県,和歌山
   白字は「火球観測報告フォーマット」に準じた情報、灰字はそのほかの情報

観測ポイントからの目撃情報によって,出現位置を推定することができます。目撃した方は,「火球観測報告フォーマット」を使って電子メールにて日本流星研究会火球観測部門までぜひ報告をお寄せ下さい。また,上記の報告をいただいた方もぜひ,フォーマットを使って報告をお願いいたします。

※ここ数日,火球の出現が多くなっております。単独観測ではほぼ毎晩のように観測されました。いくつかはおうし座流星群に伴う火球であるとわかってきております。今後はしし座流星群に伴う火球が見られる可能性があります。目撃された方はぜひ日本流星研究会火球観測部門までご報告をお願いいたします。


11月4日, 7日にも西日本で火球が目撃 (Nov. 10, 2002)
11月4日,7日にも中国地方や近畿地方,四国地方で火球が目撃されました。目撃された方はぜひ日本流星研究会火球観測部門までご報告をお願いいたします。
出現日時 観測地
11月7日20:25 大阪府泉佐野市,兵庫県(明石市,神戸市),京都御苑,大阪府堺市
11月4日23:53 兵庫県加東郡,香川県宇多津町
   白字は「火球観測報告フォーマット」に準じた情報、灰字はそのほかの情報

観測ポイントからの目撃情報によって,出現位置を推定することができます。目撃した方は,「火球観測報告フォーマット」を使って電子メールにて日本流星研究会火球観測部門までぜひ報告をお寄せ下さい。また,上記の報告をいただいた方もぜひ,フォーマットを使って報告をお願いいたします。


11月23日に東京代々木でしし座流星群報告会が開催されます (Nov. 10, 2002)
しし座流星群の極大を過ぎた11月23日(土)に,東京都の代々木八幡で東京近郊地区流星観測者会主催の「しし座流星群報告会」が開催されます。以下にアナウンスを転送いたします。みなさまのしし座流星群ファーストレポートをお聞かせ下さい。今から是非都合を押さえておいていただいて,ご参加下さい。多くの方のご参加をお待ちしております。

「第80回 東京近郊地区流星観測者会 集会」のご案内

主催 : 東京近郊地区流星観測者会
日時 : 2002年11月23日 (土) 13:00 〜 17:00
場所 : 代々木八幡区民会館
交通 : 小田急線 代々木八幡駅 徒歩約6分
内容 : しし座流星群観測報告を中心。
費用 : 資料代・部屋代(300円程度)
連絡先 :事務局 芹澤寛隆  aaf80100@pop17.odn.ne.jp



しし座流星群速報フォーマットの設定 (Nov. 05, 2002)
2002年しし座流星群の速報フォーマットを設定しました。みなさまからのご報告をお待ちしております。速報フォーマットは11月12日からの適用となります。昨年は多くの方から速報をいただきありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

しし座流星群速報フォーマット
しし座流星群特集ページ


11月3日18:40頃に中国・四国・西近畿で火球が目撃されました (Nov. 05, 2002)
11月3日18:40頃に中国地方や西近畿地方,四国地方で火球が目撃されました。目撃された方はぜひ日本流星研究会火球観測部門までご報告をお願いいたします。
出現日時 観測地
11月3日18:40 兵庫県(明石市,神戸市),高知県高知市,岡山県岡山市,鳥取県(倉吉市,八頭郡佐治村,鳥取市),広島県,鳥取県
   白字は「火球観測報告フォーマット」に準じた情報、灰字はそのほかの情報

観測ポイントからの目撃情報によって,出現位置を推定することができます。目撃した方は,「火球観測報告フォーマット」を使って電子メールにて日本流星研究会火球観測部門までぜひ報告をお寄せ下さい。また,上記の報告をいただいた方もぜひ,フォーマットを使って報告をお願いいたします。


本年最後の眼視協定観測日は12月7/8日 (Nov. 05, 2002)
第4回も協定観測のデータを多くの方からお寄せいただきありがとうございました。この眼視協定観測は会員を問いませんので,この協定観測日に観測を行った方は是非,ご報告をお願いいたします。次回の協定観測は,本年最後の協定観測日となります。詳細は以下のページをご覧下さい。

眼視協定観測について





2002年10月

2002年しし座流星群においてR.McNaught氏とD.Asher氏の予報が上方修正 (Oct. 14, 2002)
国際流星機構発行のWGN10月号に,R.McNaught氏とD.Asher氏の予報改訂が掲載されました。それによると,以前のピーク値より,アメリカ方面は上方修正,ヨーロッパ・西アフリカ方面は若干下方修正されています。アメリカ方面では最大ZHR6,000,ヨーロッパ・西アフリカ方面では最大ZHR1,000付近。このZHRという値は理想値なので実際は1/3程度になります。なお,予想出現数は上記のように発表していますが,かなりの幅があるものと考えているようです。そのため,アメリカ方面とヨーロッパ・西アフリカ方面とどちらが多くの流星を見られるかは,他者の予報と比較するとまったくわからなくなってきました。ただし,明るい流星の割合自体はヨーロッパ・西アフリカ方面の方が多いと述べています。

しし座流星群の予報に関するページ


<参考ページ>
 小川宏運営:流星電波観測のコンテンツ 「2002年しし座流星群の予報
    >> 世界の出現期待数の等値線などが更新されています


2002年ジャコビニ流星群は今年も若干の活動を見せた模様 (Oct. 10, 2002)
10月8/9日に極大を迎えたジャコビニ流星群は,通常は母彗星が回帰して4年目となるため出現はほとんど期待されませんが,昨年も活動を見せたことから,今年もどのような活動になるのか注目されていました。天候が全国的に悪かった事もあって,観測数はそこまで多くはありませんが,少ない報告から,1時間に1個〜4個程度の出現が観測され,世界の流星観測者が参加しているメーリングリストでも報告があり,今年も若干の活動を見せた模様です。

ジャコビニ流星群は通常,母彗星回帰付近しか活動が見られないと思われていました。しかし,1999年に活発な活動が観測され,2000年,2001年も活動が観測され続けたため,ジャコビニ流星群の定常化が指摘されていました。本年も活動が観測されたことを受けて,今まさに我々はジャコビニ流星群の周期流星群から定常流星群への進化を見ているのかもしれません。今後,ジャコビニ流星群の流星群進化について議論を呼びそうです。


2002年しし座流星群の予報と見解が更新されました (Oct. 10, 2002)
先日日本流星研究会のwebで公開した,管理人小川宏の「2002年しし座流星群の予報と見解」が,個人のwebに移設し,新しいバージョンに更新しました。現在はPDFファイルとして,閲覧することができます。後日,HTML版もできます。日本の出現期待数はもちろん,アメリカ方面やヨーロッパ・西アフリカ方面の出現期待数も計算されています。さらに,今年のお勧めの観測方法などもあり,今年のしし座流星群の見解のひとつとしてご活用いただければと思います。

小川宏運営:流星電波観測のコンテンツ 「2002年しし座流星群の予報


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