日本流星研究会

流星・火球・隕石に関する最新情報
2003年7月〜12月




Last Updated : 2008/8/2

最新のニュースおよびニュースの一覧へ戻る

2003年12月

眼視観測速報 第二報: 14/15日に平均HR55,ZHR170ほどの極大 極大は海外か? (Dec. 18, 2003)
ふたご座流星群の観測速報が日本流星研究会・内山茂男氏によって集計され,公開されました.それによりますと,月明かりがあったにもかかわらず極大夜前後には多くの報告が集まり,14/15日に極大が観測されています.極大夜は平均HR55,平均ZHR170と,ほぼ例年並みの活動となっています.ZHRについては月明かりの影響もあるかもしれませんが,2002年に比べると大きい値になっています.

また,第二報では時間別集計がなされました.それに寄りますと,14/15日の極大夜は一晩を通じてHR,ZHR共にほぼ一定の値となっており,ピークと呼べる時間帯は特にありませんでした.従って今年のふたご座流星群の極大はひょっとしたら海外かもしれません.国際流星機構(IMO)の速報も後日出されると思いますのでそちらもご参照ください.

この他,13/14日,14/15日共に多くの火球も報告され,明るい流星が多かったことは特記すべき事かと思います.近年,明るい流星が増えてきたふたご座流星群だけに,来年以降も目が離せません.ちなみに2004年は,極大が日本時間で14日の02時〜10時そして月齢3と,月明かりの影響も心配なく,極大が日本時間で夜間に当たることから最高条件下での観測となります.来年以降も期待しましょう!

 ・ふたご座流星群観測速報 - 第二報 -
 ・ふたご座流星群について
 ・観測速報提供について --観測された方は是非ご報告を!


眼視観測速報第一報: 14/15日に平均HR58,ZHR160ほどの極大 例年並みの活動 (Dec. 17, 2003)
ふたご座流星群の観測速報が日本流星研究会・内山茂男氏によって集計され,公開されました.それによりますと,月明かりがあったにもかかわらず極大夜前後には多くの報告が集まり,14/15日に極大が観測されています.極大夜は平均HR58,平均ZHR164と,ほぼ例年並みの活動となっています.ただし月明かりの影響なのかそれとも本当に活動が活発だったのかは定かではありませんが,ZHRは2002年に比べるとやや多い値となりました.

この他,13/14日,14/15日共に多くの火球も報告され,明るい流星が多かったことは特記すべき事かと思います.近年,明るい流星が増えてきたふたご座流星群だけに,来年以降も目が離せません.ちなみに2004年は,極大が日本時間で14日の02時〜10時そして月齢3と,月明かりの影響も心配なく,極大が日本時間で夜間に当たることから最高条件下での観測となります.来年以降も期待しましょう!

 ・ふたご座流星群観測速報 - 第一報 -
 ・ふたご座流星群について
 ・観測速報提供について --観測された方は是非ご報告を!


流星電波観測でエコー数が増加中.ふたご座流星群は今週末〜週明けが見頃 (Dec. 12, 2003)
今週末〜週明けに見頃を迎えるふたご座流星群ですが,流星電波観測で10日頃から流星エコー数の増加が観測されています.ふたご座流星群の極大は14/15日頃ですが,13/14日でも活動レベルは高い状態ですので,晴れた日に是非ご覧ください.なお,流星電波観測の速報やライブは以下のページでご覧になることができます.

<流星電波観測国際プロジェクト>
 ・流星電波観測国際プロジェクト観測速報
 ・ふたご座流星群 流星電波観測ライブ

また,眼視観測において,観測された方は是非「眼視観測速報報告」をよろしくお願いいたします.

<眼視観測について>
 ・観測速報提供について --観測された方は是非ご報告を!


しぶんぎ座流星群の母天体は小惑星2003 EH1か? (Dec. 12, 2003)
年間三大流星群の中のひとつである「しぶんぎ座流星群」は,以前から母天体が不明瞭となっており,候補として96P/Machholz 1彗星が提唱されていました.今回,アメリカNASAのPeter Jenniskens氏が小惑星2003 EH1の軌道が,このしぶんぎ座流星群の母天体らしいと発表しました.2003 EH1は,2003年3月6日にローエル天文台で発見された大きな軌道傾斜角を持った特異な軌道をもっています.かつて,1979年に長谷川一郎氏は,東洋の古記録を調べて,1491年初頭に現れた「C/1490 Y1」という彗星がしぶんぎ座流星群の母天体の可能性があると指摘していました.Peter Jenniskens氏は,この彗星がもともと母天体であり,その名残或いは破片が,今回の小惑星の可能性があると指摘しています.

流星群はそもそも彗星から放出されるダスト(塵)が地球に突入することによって発光します.従って流星群を作り出す天体「母天体」は彗星とされているのが通常です.今回のように小惑星を母天体されている例は,同じく三大流星群のひとつである「ふたご座流星群」があげられ,小惑星3200のPhaethonとされています.小惑星が母天体されるケースは,流星群の進化と大きく関わりがあります.

彗星は流星群を作り出すほどの大量のダストを放出しながら地球のように太陽の周りを回ります.それが長い間続くと,彗星が枯渇し,小惑星となるという説があります.今回の2003 EH1という小惑星もC/1490 Y1彗星の名残か破片である可能性もあります.まだ不確定な要素もありますが,今回の母天体候補は流星群の進化の研究をすすめる上でのよい例になるかと思います. (IAUC8162,LEONID MULTI-INSTRUMENT AIRCRAFT CAMPAIGN より)

Leonid Multi-Instrument Aircraft Campaign (英語)
ふたご座流星群 (日本流星研究会)
しぶんぎ座流星群 (日本流星研究会)

※ また,「りゅう座ι(イオタ)流星群」と表記されている場合がありますが,対象としてはしぶんぎ座流星群と同じです.ただし,「しぶんぎ座流星群」が国際流星機構(IMO)が示している正式名称となります.


主要流星群の速報報告フォーマットが変更されました (Dec. 08, 2003)
多くの方からお寄せ頂いております速報フォーマットですが,この度,観測地の項目が変更となりました.それに伴い,速報フォーマットが変更されていますので,みなさま,まもなく極大を迎えるふたご座流星群からの速報は是非「新速報フォーマット」でご報告をよろしくお願いいたします.速報フォーマットにつきましては以下のページを参照してください.

主要流星群速報報告フォーマット


12月5日19:03頃火球が出現,中部・北陸・近畿地方で観測されています [第二報] (Dec. 06, 2003)
12月5日の19:03頃,中部・北陸・近畿地方で火球が観測されました.火球をごらんになった方は日本火球ネットワークまでご報告いただければと思います.現時点で目撃数が多いかあるいは時刻精度がよい火球報告をいかにあげておきます.なお,これらの火球の目撃あるいはこのほかにも火球を目撃されたという方は,是非とも日本流星研究会火球観測部門まで火球観測報告フォーマットに沿ってご報告をお願いいたします.

出現日時(JST)
観測地 (白字は「火球観測報告フォーマット」に準じた情報、灰字はそのほかの情報)
12月05日19:03頃 長野県松本市,新潟県中頸城郡三和村,福井県(武生市,敦賀市),三重県名張市,京都府(城陽市,京田辺市),大阪府(柏原市,富田林市),和歌山県海草郡下津町,富山県,奈良県橿原市,大阪府堺市



第二回・眼視・電波・ビデオ・流星痕全国同時観測キャンペーンが実施されます (Dec. 06, 2003)
夏に行われた眼視・電波・ビデオ・流星痕全国同時観測キャンペーンの第二回がふたご座流星群で実施されます.詳細につきましては同キャンペーンのホームページをご覧ください.多くの方が観測されることを期待しています.皆さん是非観測しましょう!!

眼視・電波・ビデオ・流星痕全国同時観測キャンペーン ホームページ


12月4日17:10頃火球が出現,西日本を中心に報告が相次ぎ,出現位置は日本海か? [第三報] (Dec. 06, 2003)
12月4日夕方の17:10頃,西日本から東海・関東西部の広い範囲で火球が観測されました.火球をごらんになった方は日本火球ネットワークまでご報告いただければと思います.現時点で目撃数が多いかあるいは時刻精度がよい火球報告をいかにあげておきます.なお,これらの火球の目撃あるいはこのほかにも火球を目撃されたという方は,是非とも日本流星研究会火球観測部門まで火球観測報告フォーマットに沿ってご報告をお願いいたします.

出現日時(JST)
観測地 (白字は「火球観測報告フォーマット」に準じた情報、灰字はそのほかの情報)
12月04日 17:10頃 <九州>
宮崎県延岡市,福岡県行橋市

<四国>
香川県(高松市,綾歌郡綾南町),徳島県徳島市,愛媛県(松山市,北条市)
愛媛県(松山市,北条市),香川県坂出市,徳島県(徳島市,阿波郡市場町),高知県高知市

<中国>
山口県(山口市,熊毛郡田布施町),鳥取県(鳥取市,境港市),島根県(松江市,簸川郡斐川町,東伯郡大栄町),広島県広島市,岡山県(岡山市,倉敷市,中央町,苫田郡鏡野町)
山口県(山口市,萩市,熊毛郡大和町),島根県(松江市,出雲市,安来市,横田町),鳥取県八頭郡八東町,広島県(広島市,東広島市,本郷町,福山市),岡山県(倉敷市,岡山市)

<近畿>
兵庫県(川西市,西宮市,佐用郡),大阪府(大阪市,枚方市,大東市,交野市),京都府(京田辺市,八幡市),滋賀県(大津市,野洲郡野洲町)
兵庫県(三田市,川西市),大阪府交野市,京都府(京都市,京田辺市,城陽市),奈良県奈良市

<東海以東>
愛知県(名古屋市,小牧市),岐阜県多治見市,静岡県磐田市
岐阜県(土岐市,揖斐郡),三重県,愛知県西春日井郡豊山町,静岡県浜松市,東京都練馬区,栃木県宇都宮市


観測ポイントからの目撃情報によって,出現位置を推定することができます。目撃した方は,「火球観測報告フォーマット」を使って電子メールにて日本流星研究会火球観測部門までぜひ報告をお寄せ下さい。また,上記の報告をいただいた方もぜひ,フォーマットを使って報告をお願いいたします。


また眼視観測の他に,流星電波観測でもエコーを観測しています.流星電波観測を実施している方で該当エコーを受信されている方は,流星電波観測国際プロジェクトまでご連絡ください.エコー画像は流星電波観測ライブの過去ログならびにロングエコー掲示板でご覧になれます.

観測地 (観測者) 周波数 出現時刻 (JST) 継続時間など
北海道札幌市 (三部重雄氏) 53MHz
-
該当エコーなし
北海道函館市 (遺愛女子中学高等学校地学部) 53MHz
-
該当エコーなし
青森県青森市 (長尾和之氏) 53MHz
-
かすかにそれらしいものがあるがエコーかは不明瞭
秋田県秋田市 (小林正幸氏) 53MHz 12月04日 17:10:27 11秒間継続
茨城県つくば市 (筑波大学・小川宏) システム1 53MHz
-
該当エコーなし
茨城県つくば市 (筑波大学・小川宏) システム2 53MHz
-
該当エコーなし
茨城県つくば市 (筑波大学・小川宏) システム3 28MHz
-
該当エコーなし
埼玉県さいたま市 (杉本弘文氏) 53MHz
-
該当エコーなし
千葉県市原市 (佐伯裕之氏) 53MHz
-
該当エコーなし
千葉県市川市 (行徳高校自然科学部) 53MHz
-
該当エコーなし
東京都あきる野市 (高橋明広氏) 53MHz
-
該当エコーなし
長野県塩尻市 (増沢敏弘氏) 53MHz
-
該当エコーなし
愛知県名古屋市 (吉川泰史氏) 28MHz
-
該当エコーなし
三重県四日市市 (藤戸健司氏) 53MHz
-
該当エコーなし
滋賀県草津市 (河北隆之氏) 53MHz
-
該当エコーなし
大阪府豊中市 (法澤公寛氏) 53MHz 12月04日 17:10:28 11秒間継続
大阪府高石市 (中谷倫哉氏) 53MHz 12月04日 17:10:26 12秒間継続
和歌山県海草郡 (みさと天文台・豊増伸治氏) 53MHz 12月04日 17:10:04 13秒間継続
兵庫県佐用郡 (西はりま天文台・山本道成氏) 53MHz 12月04日 17:08:30 (出現時刻が2分ほど異なるので別物か?)
兵庫県三田市 (兵庫県有馬高校科学部) 53MHz 12月04日 17:08頃 およそ10秒間継続 (出現時刻が違うため別物か?)
兵庫県三田市 (川本俊行氏) 28MHz
-
該当エコーなし
岡山県玉野市 (三宅俊英氏) 53MHz 12月04日 17:10:28 7秒間継続
香川県綾歌郡 (苧側正明氏) 53MHz 12月04日 17:10:28 15秒間継続
徳島県 徳島海南天文台 53MHz 12月04日 17:10:27 10秒間継続
熊本県熊本市 (影山和久氏) 53MHz
-
該当エコーなし

他に報告を頂いた方(事情により観測していないサイト,観測不能であったサイト(混信・ノイズなど)):
福田和昭氏(兵庫県神戸市),坪井正紀氏(広島県広島市),渡邊将玄(東京都多摩市),相原正己氏(神奈川県横浜市),森脇直樹氏(広島県呉市),近藤大輔氏(佐賀県伊万里市)


2003年11月

しし群速報:眼視でHRの最大は18日早朝,ZHRの最大は20日早朝,電波では20日早朝が最大 (Nov. 22, 2003)
11月21日夜半に日本流星研究会・内山茂男氏から日本の眼視観測速報 <第四報>が発表されました.それによりますと,HRの最大値は18日早朝でHR17,ただし理想条件下に換算したZHRという値では,20日早朝が最大でHR90近くとなっています.データ数の問題もあり,さらなる集計が必要ではありますが,極大がどこであったのかを推定するにはもう少し時間がかかりそうです.なお観測された方は是非とも日本流星研究会までご連絡ください.

 ・2003年しし座流星群 眼視係数観測 観測速報
 ・2003年しし座流星群特集ページ

国際流星機構(IMO)の第一報によりますと,19日18:30(日本時) が極大となっていますが,20日18時(日本時)現在でのデータですので,今後データ更新されましたら再度アナウンスいたします.

また,流星電波観測国際プロジェクトからは暫定的な結果として,極大は3度,日本時間で18日22時台,19日15時台そして20日1時台.現在データを増やしつつさらに解析しているところです.現段階ではピークは20日1時台と推定されています.21日早朝もロングエコーが多く,実は活動が複雑だったことを物語っています.

<流星電波観測国際プロジェクト>
 ・流星電波観測国際プロジェクト観測速報 (11月22日11:30更新)
 ・しし座流星群 流星電波観測ライブ


しし群速報:19/20日はHR10程度.明るい流星の割合が多かった模様.電波から極大は19日深夜か (Nov. 20, 2003)
今年のしし群としては最後の予報となっていた20日1:30頃の極大ですが,特記するような出現数にはならなかった模様です.流星数としては20日夜半過ぎにHR10〜20,明るい流星の割合が多く,13/14日に比べると華やかだったようです.現在データ収集中です.悪天候であったため,観測された方は是非ともご報告をお願いします!

 ・2003年しし座流星群特集ページ
 ・観測速報提供について --観測された方は是非ご報告を!

また,流星電波観測からは夕方にアメリカでロングエコーが増加し,その後日本でもロングエコーが各地で比較的多めに観測されています.ただし全体の流星エコー数そのものはあまり増加しておらず,流星数はそこそこで明るい流星の比率が増えたといった感じです.さらに全世界のデータから極大を推定すると日本時間で19日深夜になりそうです.その他の時間帯については現在データ収集中です.まだはっきりしたことはいえませんが,活動レベルが低かった故に極大特定には時間がかかりそうです.

<流星電波観測国際プロジェクト>
 ・流星電波観測国際プロジェクト観測速報 (11月20日06:30更新)
 ・しし座流星群 流星電波観測ライブ


しし群速報:眼視観測ではここ数夜HR10〜20で推移.電波では夕方にアメリカでロングエコーが増加 (Nov. 20, 2003)
日本流星研究会メーリングリストを中心に報告されているしし座流星群の眼視観測結果第二報が昨夜,内山茂男氏(NMS)より発表されました.それによりますと,ここ数夜HR10〜20でしし座流星群の活動は推移しているようです.速報集計ページに値を更新しました.グラフは少々お待ちください.

 ・2003年しし座流星群 眼視係数観測 観測速報
 ・2003年しし座流星群特集ページ

また,流星電波観測からは夕方にアメリカでロングエコーが増加しています.しし座流星群の活動と思われます.20日早朝の日本におけるしし座流星群の活動に注目です.ただし天気が悪いので眼視観測では残念ながら観測できない地点も多いかもしれません.流星電波観測は天候や昼夜に関係なく観測はできるのでその様子は見られます.

<流星電波観測国際プロジェクト>
 ・流星電波観測国際プロジェクト観測速報 (11月19日23:30更新)
 ・しし座流星群 流星電波観測ライブ


しし群速報:眼視観測 速報集計 第一報 13/14日平均HR11.2,14日5時台に平均HR20.0 (Nov. 15, 2003)
日本流星研究会メーリングリストを中心に報告されているしし座流星群の眼視観測結果第一報が昨夜,内山茂男氏(NMS)より発表されました.それによりますと,13/14日については平均HR11.2,ZHR54とこの時期にしてはやや高めの数値となっています.時間別では,14日3時台に平均ZHR60とやや多め.全国的に天候にも恵まれデータ数が豊富に集まっています.ただし月明かりの影響は大きかったようです.

 ・2003年しし座流星群 眼視係数観測 観測速報
 ・2003年しし座流星群特集ページ
 ・観測速報提供について --観測された方は是非ご報告を!


しし群速報:暗い流星が主体の1499年生成のダストトレイルを通過?.28MHzの観測でエコー数増加 (Nov. 14, 2003)
天候に左右されない流星電波観測を用いて国際展開したプロジェクト「流星電波観測国際プロジェクト」の速報より,14日07:45現在,世界5カ国17地点20データから,1499年ダストトレイル通過の結果が公開されています.

それによりますと,日本の28MHzを利用した電波観測では軒並みエコー数が増加し,11日頃から続いているエコー数増加を継続した形になっています.明日以降この傾向がどうなるかが焦点で,エコー数が下がるかどうか監視が必要です.一方,日本で主流の53MHzでは何地点か若干の増加傾向があるものの多くの観測地点でほぼ通常レベルとなっており,53MHzでは顕著な増加傾向はありませんでした.

これは,流星電波観測特有のハイトシーリング効果という暗い流星が受信できなくなるという性質が効いており,一般的に周波数が低ければ低いほど暗い流星を受信することができます.従って今回,53MHzで検出されず28MHzで増加傾向が検出されているため,その差,53MHzでは受信できない暗い流星の増加があったものと推測されます.さらなる解析が期待されます.

<流星電波観測国際プロジェクト>
 ・流星電波観測国際プロジェクト観測速報 (11月14日8:00更新)
 ・しし座流星群 流星電波観測ライブ

<関連事項>
 ・2003年しし座流星群特集ページ

また,眼視観測では,日本流星研究会メーリングリストより活動は着実に観測されてきています.今後の活動に注目です.なお,観測された方は是非「眼視観測速報報告」をよろしくお願いいたします.

<眼視観測について>
 ・観測速報提供について --観測された方は是非ご報告を!


しし群速報:流星電波観測より13日7:45現在,世界的には通常値だが28MHzの観測ではエコー数が増加傾向 (Nov. 13, 2003)
天候に左右されない流星電波観測を用いて国際展開したプロジェクト「流星電波観測国際プロジェクト」の速報より,13日07:45現在,世界4カ国14地点17データから,世界的に特記するような特別な活動は見られないとのこと.ただし,日本における28MHzの観測からはエコー数の増加傾向が見られます.この傾向は他の周波数の観測では見られていません.一般的に周波数が低ければ低いほど暗い流星を捕らえるので,あまり確かなことはいえませんが,比較的暗めの流星数が増加してきているのかもしれません.

このページでは世界中の電波観測ライブが見られます.悪天候の場合や昼間にご覧になるには良いかと思います.

<流星電波観測国際プロジェクト>
 ・流星電波観測国際プロジェクト観測速報 (11月13日8:00更新)
 ・しし座流星群 流星電波観測ライブ

<関連事項>
 ・2003年しし座流星群特集ページ

また,眼視観測では,日本流星研究会メーリングリストより活動は着実に観測されてきています.今後の活動に注目です.なお,観測された方は是非「眼視観測速報報告」をよろしくお願いいたします.

<眼視観測について>
 ・観測速報提供について --観測された方は是非ご報告を!


[重要] 2003年しし座流星群出現予報: Esko Lyytinen氏らの予報が訂正.日本で観測可能時間帯に.(Nov. 11, 2003)
しし座流星群の予報を発表しているフィンランドのEsko Lyytinen氏らが,比重力効果の十分な計算や訂正を加えた結果,1733年放出のダストトレイルについて,すでに発表している予報が変わることを,国際流星機構(IMO)のメーリングリストを通じて発表しました.発表済みの予報が19日9:25(日本時間)に若干の出現数というものであったのに対し,訂正後の予報では,20日1:50(日本時) ZHR70となり,日本では十分な輻射点高度もあり観測条件としてはよりよくなりました.もちろん月明かりの影響は残りますが,あるパラメータから推測すると明るい流星も期待できそうです.

日本ではまもなく,1499年放出のダストトレイルによる今年のしし座流星群最初のピークが14日早朝と予想されています.いずれの予報発表者もピーク時間は長いと予測し,ZHRは100程度であると予想しています.過度な予想は禁物ですが,日本ではこれで,1499年トレイルと1733年トレイルのふたつが好条件になりそうです.

※ZHR・・・理想条件下における流星数.実際は月明かりや輻射点高度,そして周辺環境(光害など)も加わり,見られる流星数はこの値の半分かそれ以下になります.


2003年しし座流星群出現予報のまとめが国際流星機構webに公開 (Nov. 07, 2003)
国際流星機構(IMO)のホームページに2003年しし座流星群の予報をまとめた論文が公開されています.この論文は国際流星機構の機関誌WGNに掲載されています.しし座流星群の予報を出している有名なメンバーが募った論文となっています.それによると,日本の眼視観測では予想されているダストトレイルとの遭遇のほとんどが薄明か昼間となり,月明かりがあることも加わって条件は悪いです.ただし流星電波観測では日本時間で午前中はしし座流星群を追うことができますので,活動をモニターすることは可能です.ただし,いずれにしても,ここ数年見られたような大出現はないと予想されています.

国際流星機構(IMO)のホームページ (英語)


2003年オリオン座流星群の最終速報結果 (Nov. 07, 2003)
日本流星研究会・内山茂男氏が集計した,2003年オリオン座流星群の速報結果が10月31日に日本流星研究会のメーリングリストに公開されました.それによると,極大は20日から23日かけてZHR20〜40の活動が見られています.

2003年オリオン座流星群速報集計ページ


11月1日04:53頃に近畿から東北地方の広い範囲で火球が観測されました [第二報] (Nov. 07, 2003)
11月1日未明の04:53頃,近畿地方から東北地方の広い範囲で火球が観測されました.火球をごらんになった方は日本火球ネットワークまでご報告いただければと思います.現時点で目撃数が多いかあるいは時刻精度がよい火球報告をいかにあげておきます.なお,これらの火球の目撃あるいはこのほかにも火球を目撃されたという方は,是非とも日本流星研究会火球観測部門まで火球観測報告フォーマットに沿ってご報告をお願いいたします.

出現日時(JST)
観測地 (白字は「火球観測報告フォーマット」に準じた情報、灰字はそのほかの情報)
11月01日04:53頃 大阪府(阪南市,高槻市),兵庫県加古川市,福井県敦賀市,岐阜県可児市,秋田県秋田市,新潟県佐渡郡,青森県三戸郡,長野県野辺山,北海道函館市


観測ポイントからの目撃情報によって,出現位置を推定することができます。目撃した方は,「火球観測報告フォーマット」を使って電子メールにて日本流星研究会火球観測部門までぜひ報告をお寄せ下さい。また,上記の報告をいただいた方もぜひ,フォーマットを使って報告をお願いいたします。

また眼視観測の他に,流星電波観測でもエコーを観測しています.流星電波観測を実施している方で該当エコーを受信されている方は,流星電波観測国際プロジェクトまでご連絡ください.エコー画像は流星電波観測ライブの過去ログならびにロングエコー掲示板でご覧になれます.

観測地 (観測者) 周波数 出現時刻 (JST) 継続時間など
北海道札幌市 (三部重雄氏) 53MHz
-
それらしいエコーなし
青森県青森市 (長尾和之氏) 53MHz
-
それらしいエコーなし
秋田県秋田市 (小林正幸氏) 53MHz 11月01日 04:53:47 強いエコーが3秒間継続.04:54:04にも8秒継続のエコーがあり
茨城県つくば市 (筑波大学・小川宏) システム1 53MHz 11月01日 04:53:53 6秒間エコーが継続.エコー強度は36dB
茨城県つくば市 (筑波大学・小川宏) システム2 53MHz 11月01日 04:53:53 6秒間エコーが継続.エコー強度は33dB
茨城県つくば市 (筑波大学・小川宏) システム3 28MHz 11月01日 04:53:49 1秒,エコー強度は10dBと比較的弱めのエコー
東京都あきる野市 (高橋明広氏) 53MHz 11月01日 04:53:55 8秒間エコーが継続.エコー強度31dB
長野県塩尻市 (増沢敏弘氏) 53MHz 11月01日 04:53:55 6秒間エコーが継続.強度30dB.04:53:54に1秒,04:54:05に4秒のエコーがあり
愛知県日進市 (岡本貞夫氏) 53MHz 11月01日 04:53:58 12秒間エコーが継続.
愛知県名古屋市 (吉川泰史氏) 28MHz 11月01日 04:53:54 16秒間エコーが継続.エコー強度はおよそ40dB
神奈川県横浜市 (相原正己氏) 53MHz 11月01日 04:53:55 15秒間エコーが継続.エコー強度は31dB
神奈川県海老名市 (横川英彰氏) 53MHz 11月01日 04:53:52 10秒間エコーが継続.エコー強度はおよそ35dB
大阪府豊中市 (法澤公寛氏) 53MHz 11月01日 04:53:34 19秒間エコーが継続.エコー強度はおよそ30dB
兵庫県三田市 (川本俊之氏) 53MHz 11月01日 04:53:44 16秒間エコーが継続.エコー強度はおよそ30dB
岡山県玉野市 (三宅俊秀氏) 53MHz 11月01日 04:53:03 25秒間エコーが継続.時刻が違うものの,時刻精度は±1秒.おそらく同一.
福山中・高等学校 53MHz 11月01日 04:55:39 ? 20秒間エコーが継続.エコー強度はおよそ35dB 時刻精度から2分ほど違う?


2003年しし座流星群特集ページを公開 (Nov. 05, 2003)
2001年に大出現を見せたしし座流星群ですが,2003年の情報をまとめたページを公開します.多くの情報が飛び交うかもしれませんが,しっかりとした情報を誤解なくくみ取ってください.不明な点はweb担当までお問い合わせ頂くか,掲示板をご利用ください.

2003年しし座流星群特集ページ




2003年10月
10月下旬に入り各地で火球の報告数が多くなってきています (Oct. 22, 2003)
日本流星研究会ならびに日本火球ネットワークに,10月半ばを過ぎたあたりから火球の報告数がのびてきています.火球をごらんになった方は日本火球ネットワークまでご報告いただければと思います.現時点で目撃数が多いかあるいは時刻精度がよい火球報告をいかにあげておきます.なお,これらの火球の目撃あるいはこのほかにも火球を目撃されたという方は,是非とも日本流星研究会火球観測部門まで火球観測報告フォーマットに沿ってご報告をお願いいたします.

出現日時 観測地
10月16日18:08頃 埼玉県東松山市,京都市南区,京都市西京区,静岡県掛川市,茨城県結城郡石下町,静岡県富士市,静岡県浜松市,横浜市鶴見区,長野県南安曇郡,三重県員弁郡東員町,兵庫県龍野市,長野県須坂市,神奈川県,京都府京都市,神奈川県厚木市,東京都23区内,名古屋市千種区,静岡市
10月16日 21:36頃 茨城県東部,茨城県南部
10月17日 04:14頃 埼玉県鴻巣市本町,神奈川県横浜市
10月21日02:52頃 宮城県白石市,神奈川県座間市,東京都国分寺市


観測ポイントからの目撃情報によって,出現位置を推定することができます。目撃した方は,「火球観測報告フォーマット」を使って電子メールにて日本流星研究会火球観測部門までぜひ報告をお寄せ下さい。また,上記の報告をいただいた方もぜひ,フォーマットを使って報告をお願いいたします。


年末までの眼視観測・協定日が決まりました!みなさんぜひ一緒に観測しましょう! (Oct. 22, 2003)
2002年の夏より実施されている目で見る観測,眼視観測の全国一斉協定観測日が設定されています.この日はキャンペーンとして,全国一斉に流星観測を行う日です.是非とも皆さん一緒に観測しましょう!詳しくは,以下のリンクから日程・報告方法などを確認してください.多くの方の参加をお待ちしております!

みなさんで流星を見ましょう!!

眼視観測における協定観測日のお知らせ


ジャコビニ流星群速報:現時点で突発の報告はなし (Oct. 8, 2003)
日本流星研究会,国際流星機構ならびに流星電波観測国際プロジェクトのweb,メーリングリストによると,現時点でジャコビニ流星群の突発を捉えたという報告はありません.日本流星研究会のメーリングリストでは,ここ数日,ジャコビニ流星群の活動そのものは観測されているようです.また,流星電波観測国際プロジェクトでも海外サイトで,ジャコビニ流星群の活動は捉えています.ただしいずれも突発という活動ではありません.現在,さらに情報を収拾しているところです.まだ,突発なしの断定には至りませんが,現時点での速報情報からは突発は捉えられていません.

 ・国際流星機構 (International Meteor Organization)
 ・流星電波観測国際プロジェクト

観測された方は ogawa@nms.gr.jp (小川宏)まで情報をお寄せ下さい.


ジャコビニ流星群突発の可能性 (10月8日未明は要注意・・・) (Oct. 3, 2003)
国際流星機構(The International Meteor Organizatio; IMO)のメーリングリスト: IMO-Newsによると10月8日にジャコビニ流星群の小突発の可能性が公開されました.しし座流星群のような大出現にはならないですが,通常時の活動(1時間に数個)よりは活発な活動が見られる可能性があります.ただし,極大予報時刻は日本時間で8日3時〜4時頃と,時間としては好条件ですが,輻射点が地平線下にあり,条件としてはあまり良くありません.ただし予報がずれることもありますので,7日夜半から8日未明にかけては注意が必要です.もしも何か異常な観測を捉えた方は日本流星研究会まで早めにご連絡下さい.

連絡先:日本流星研究会web担当 小川 宏 ogawa@nms.gr.jp




2003年9月

今年のしし座流星群情報 〜今年は大出現はないという予報を確認する年〜 (Sep. 30, 2003)
IMC2003 (国際流星機構の年会;ドイツ)において,David Asher氏が,本年のしし座流星群について見解を述べました.その内容によりますと,「2003年はここ数年に渡ってみられた活発な活動は期待できない」とのこと.その上で,いくつかのダストトレイルは地球軌道にやや近づくため,"暗い流星が主体の弱い活動"が見られる可能性があることを指摘.2003年のしし座流星群は「大出現が世界的に見られない」という予報を確認する年になりそうです.仮に出現があったとしても,現時点の予報からは「暗い流星が主体の活動」になりそうです.この他,フランスのVaubaillon氏も同様に「2003年は大出現の可能性は低い」という見解を述べていました.

Dust Trail
Peak Time (JST)
Δa0 (AU) rE-rD(AU) fM
1965 2003年11月19日 11:23 + 1.16 + 0.0019 0.90
1866 2003年11月20日 19:11 + 0.20 + 0.0031 0.10
1533 2003年11月19日 15:29 + 0.30 - 0.0002 - 0.04
1499 2003年11月13日19時頃〜14日7時頃 - - -

(出典:R.H.McNaught and D.J.Asher (1999), およびIMC2003より)

◆IMCについて・・・
IMC(International Meteor Conference)とは,国際流星機構(The International Meteor Organization)が主催する国際会議で,毎年ヨーロッパのどこかで開催されています.2003年はドイツ・ベルリン郊外の町で開催され,日本からの6名を含む14ヵ国77名の参加がありました.2004年はブルガリアで開催されます.



2003年8月

眼視観測における協定観測 流星会議で継続が決定! (Aug. 30, 2003)
2001年の流星会議で決定された,眼視観測の協定観測ですが,徳島で開催された流星会議の眼視観測分科会で継続が決定され,第一回目の日時が決まりました.今後の予定はまた後日のアナウンスとなります.こちらのページを随時チェックして頂ければと思います.

 第一回目の協定観測は9月27日23:00〜28日01:00
  ---> 協定観測のページ


徳島で流星会議が盛会の後に終了! しし座流星群を終えて今後の方針を話し合いました (Aug. 26, 2003)
去る8月23日〜25日に,徳島県那賀郡で開催され,盛会の後に終了しました.シンポジウム「しし座流星群のその後」をはじめとして,各分科会や研究発表において,しし座流星群が去った後,どのようなことが課題で今後どのようなことに取り組むのか,活発に議論が行われました.また,宇宙科学研究所の矢野創氏による講演,火星観望会など盛りだくさんのプログラムで実施されました.

また,今年の小槇記念賞には,優良研究に内山茂男氏,流星痕同時観測キャンペーン事務局がそれぞれ表彰され,薮保男氏と竹内雄幸氏が功労賞に選ばれ,それぞれ表彰されました.内山茂男氏は,眼視観測を最大限に活用してしし座流星群などで科学的解析を行い,流星科学の発展に大きく寄与したことが,流星痕同時観測キャンペーン事務局では,流星痕の三次元的構造を明らかにしたことが評価され表彰されました.功労賞の薮保男氏は,長年にわたって,事務局などの会の運営に携わり,日本流星研究会の発展に寄与したことが,竹内雄幸氏は,現在の実務幹事制を立ち上げ,日本流星研究会を牽引したことがそれぞれ高く評価されました.

来年の流星会議は,富山県の氷見です.来年は氷見でお会いしましょう!
 (クリックすると大きく見られます)




ペルセウス座流星群 眼視計数観測速報 グラフを追加 (Aug. 18, 2003)
先日の速報データからグラフを作成しました.是非ともご覧下さい.

眼視計数観測による 2003年ペルセウス座流星群観測速報 -第二報- (内山茂男氏 [日本流星研究会] による)
観測速報提供について --観測された方は是非ご報告を!


ペルセウス座流星群 眼視計数観測速報 第二報 13日早朝にHR60 (Aug. 17, 2003)
日本流星研究会のメーリングリスト上に報告されているペルセウス座流星群の観測結果について,日本流星研究会・内山茂男氏による速報集計結果の第二報が発表されました.それによると,13日早朝の活動は,HR(1時間あたりの流星数)が60程度となり,月明かりがあったことを考慮すると,ほぼ例年並みの活動かと思われます.天候に恵まれない地域も多かったため,観測された方はデータ報告をよろしくお願いいたします.

眼視計数観測による 2003年ペルセウス座流星群観測速報 -第二報- (内山茂男氏 [日本流星研究会] による)
観測速報提供について --観測された方は是非ご報告を!


ペルセウス座流星群の極大は13日6時頃,眼視観測より13日早朝にHR80 (Aug. 13, 2003)
日本流星研究会のメーリングリスト上に報告されているペルセウス座流星群の観測結果について,日本流星研究会・内山茂男氏による速報集計結果が発表されました.内山茂男氏の速報集計によると,ペルセウス座流星群の極大夜とされていた13日早朝の活動は,HR(1時間あたりの流星数)が80程度となり,月明かりがあった事を考慮すると,やや活発であったかと思われます.

また一方,流星電波観測国際プロジェクトに寄せられている,日本の流星電波観測結果からは13日午前6時頃に極大を観測しています.現在,世界のデータとの統合を進めており,世界的に見て,極大が何時頃であったかを見積もっています.

眼視計数観測による 2003年ペルセウス座流星群観測速報 (内山茂男氏 [日本流星研究会] による)

流星電波観測国際プロジェクト 2003
  -- ペルセウス座流星群流星電波観測結果

観測速報提供について --観測された方は是非ご報告を!


ペルセウス座流星群は順調に増加中! (ペルセウス座流星群観測速報 -- 第一報 --) (Aug. 13, 2003)
8月13日頃に極大を迎えるペルセウス座流星群ですが,13日7時現在,流星エコー数は順調に増加を続けています.流星電波観測国際プロジェクトに寄りますと,エコー数は数日前から増加傾向にあり,13日3時現在の観測速報では,大阪の中谷倫哉氏の観測サイトで流星エコー数が飛躍的に増加しております.現在,他点のデータも収集中で,第二報ではさらに詳しい状況が報告できるかと思います.

なお,日本流星研究会・眼視計数観測からは,悪天候の地域が多いためか,現時点ではデータが報告されておりません,天候の良かった地域からの報告が第二報時には更新できればと思います.観測された方は速報フォーマットに沿ってご報告下さい.みなさまのご報告をお待ちしております.

流星電波観測国際プロジェクト 2003
  -- ペルセウス座流星群流星電波観測結果

観測速報提供について --観測された方は是非ご報告を!




2003年7月

眼視・ビデオ・電波の各観測方法を用いた,全国一斉の同時観測キャンペーンが開催されます (Jul 4, 2003)
流星の観測方法には,眼視観測をはじめ,多くの観測方法があります。近年,飛躍的な効率化が進んだ,ビデオ観測や,安価な受信機によって爆発的な普及を遂げた流星電波観測,2001年のしし座流星群では100個近い単独観測があった流星痕観測など,これまではこれらの観測が単独で歩んできました。今回のこのキャンペーンでは,それらの観測方法が一堂に会して,多目的なキャンペーンを一斉にやろうというものです。

現在,少しでも多くの眼視・電波・ビデオ観測者のエントリーをお待ちしております。学校の部活単位でも,観測予定でも構いませんので,「観測をやってみようかな」という方は是非,登録をお願いします。

眼視・電波・ビデオ・流星痕一斉同時観測キャンペーン



トップページに戻る

All Rights Reserved Copyright (c) 2000-2008. 日本流星研究会