日本流星研究会
1998年のしし座流星群
Last Update : 1999/09/11
マスコミで大々的に取り上げられ、社会現象といえるほどの騒ぎになってしまった1998年の「しし座流星群」でしたが、残念ながら日本では「流星の雨」は見ることができませんでした。
しかしそれでも11月18日の明け方には一時間に50〜100個の流星が出現し、その中には影ができるほどの大流星(火球)も出現しました。流星痕が高層大気によって変化する様子をご覧になった方も多いのではないでしょうか。
日本では「流星嵐」は起こりませんでしたが、それでも一時間当たり50個程度の出現が捕らえられました。
世界集計、及び国内集計の出現状況のグラフを示してあります。
最大出現は日本時間の17日10時20分頃であったようです。
東日本一円で見られた中ではこの夜いちばんの大火球でした。この火球に伴う永続痕も5分以上にわたってその変化を見ることができました。
この火球と痕の画像集と、飛行コースを示した地図があります。
予想は外れてしまいましたね。やはり流星群の出現予想は難しいです。
しし座流星群に関する「よくある質問と回答」 (Q&A/FAQ) (リンク集です)
全国21ヶ所での開催が終了し、総計約2900名の皆さんの参加をいただきました。参加された皆さん、どうもありがとうございました。
全国の高校生グループによる同時観測計画で、いわば「天文甲子園」とも言えるプロジェクトでした。最終的には全国42都道府県+パラオ共和国の238グループ、2576名の参加がありました。
集計結果は日本天文学会と地球惑星科学関連学会合同大会で高校生によって発表されました。
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