日本流星研究会
流星・火球・隕石に関するニュース
〜1998年〜
Last Updated : 2008/8/2
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ふたご座流星群、14/15日は天候不良ながらZHR170〜180が観測される。 (Dec.15,1998)
ふたご座流星群の極大夜(14/15日)は雲に覆われた地域が多かった為、日本流星研究会に速報された観測情報も少数にとどまっています。それらの情報によると、この夜のふたご座流星群の出現数は夜半前でHR30〜40、ZHR180程度、夜半後でHR30〜70、ZHR170程度の例年よりやや活発な活動が捕らえられました。
速報集計はこちら。
ふたご座流星群、活発! 極大前夜にしてHR60を超える活動。 (Dec.14,1998)
日本流星研究会に速報された観測情報によると、ふたご座流星群の極大前夜(13/14日)の活動は例年より活発であったようで、同夜02時台以降は平均HR(一時間平均出現数)が60を越しています。
ここ数年の観測結果ではピークは太陽黄経262.30度付近にあり、これを今年の時刻に換算しますと14日21時JSTとなります。このことは極大夜(14/15日)の夜半前、かなりの出現数が期待できることを予感させます。
1998年のしし座流星群のピークは17日10時40分(JST)、ZHR=340。 (Dec.10,1998)
12月8日に更新された国際流星機構(IMO) のWebページに、同機構の眼視観測集計担当であるR.アールト氏(Rainer Arlt)による1998年のしし座流星群の集計・解析結果が掲載されました。
それによると、最大出現は太陽黄経234.52度=11月17日10時40分(JST)で起こり、その出現数は天頂修正出現数(ZHR) =340±20で、明るい流星が多く含まれていたとのことです。また軌道に最接近した太陽黄経235.308度=11月18日05時30分(JST)にもZHR=180±20のピークがあったとされています。
全世界の速報集計では、しし群のピークは17日11時20分(JST)。 (Nov.25 + Nov.27,1998)
国際流星機構(IMO) が11月19日に発表した速報集計によりますと、今回のしし座流星群の最大出現は11月17日11時20分(JST)で、その出現数は天頂修正出現数(ZHR) で260であったということです。当初速報として発表されていた最大出現数はZHR=500程度となっていましたが、暗い流星の割合が比較的少なかったことがわかり出現数が下方修正されたものです。
多くの研究者が極大時刻と予測していた18日06時頃にもピークが出現しましたが、その規模はZHR=130程度に止まり予想された出現数範囲の下限に近いものでした。
11月18日04時13分のしし群大火球は静岡県東部上空を飛行。 (Nov.25,1998)
おそらく「世界一目撃者数の多かった火球」であろう11月18日04時13分のしし座流星群に属する大火球の概略の対地経路が日本流星研究会の関口孝志さんによって計算されました。
それによると、発光点は千葉県館山市と静岡県伊東市を結ぶ線上のほぼ中間点の伊豆大島乳ヶ崎(大島の北端)の北約19kmの相模灘上空で、火球はここから西北西方向に飛行して沼津市市街地北部上空で消滅したことがわかりました。
この火球の経路図等の詳細情報はこちらをご覧ください。
しし群、17/18日の夜、国内ではZHR=130程度の活動。 (Nov.18,1998)
11月18日20時までに流星観測・研究者によるメーリングリスト「NMS-ML」上に発表された観測速報から仮集計を行った結果によりますと、極大夜と目されていた11月17/18日のしし座流星群の出現状況は、一時間平均出現数(HR) で30〜55、天頂修正出現数(ZHR) で100〜150という結果になりました。
速報集計はこちら。
しし座流星群極大は予想より15時間前の17日14時か。 (Nov.18,1998)
日本での流星嵐出現が期待されていた『しし座流星群』ですが、その極大は当初予想されていた18日05時(JST)より15時間も早い17日14時(JST)に起こったのではないかとの見解が国際天文学連合回報(IAUC) No.7052に示されています。
それによるとこの極大を観測したのは大西洋上に浮かぶスペイン領カナリア諸島にあるラ・パルマ天文台で、17日14時台(JST)に一時間あたり約1000個のしし座流星群の流星の出現を捕らえたとのことです。
なお日本国内の観測データは現在収集・集計中ですが、18日04〜05時でHR100弱程度の出現と思われます。なお当Webページへの集計第一報の掲載は18日夜頃になる見込みです。
極大前夜、しし座流星群活発! (Nov.17,1998)
『しし座流星群』は極大前夜の16/17日、かなり活発な出現を見せています。眼視観測ではHR15〜50の出現が捕らえられ、マイナス等級の流星が全流星の20%を超えているとの報告もあります。
電波観測でも活発な出現が捕らえられており、多数の流星出現と顕著な流星痕の影響で流星出現数を計数することが困難な状況になりつつあるとのことです。
しし座流星群の観測速報はこちらのページをご覧下さい。
電波観測による出現速報はこちら。
しし座流星群、極大夜に向かって出現数漸増中 (Nov.16,1998)
注目の『しし座流星群』ですが、極大夜の17/18日を前にしてすでにその確実な活動が捕らえられています。
日本流星研究会に速報された観測情報によると、各夜の03時・04時・05時台の平均HR(一時間平均出現数)で12/13日・13/14日が5〜7、14/15日が6〜8、15/16日が7〜15と、日を追うに連れ出現数が漸増していることが捕らえられています。
16日朝の天気予報によると17/18日の夜に晴天が期待できるのは関東以西の太平洋岸だけのようですが、予報が良いほうに外れて全国各地とも晴れてほしいものです。流星の雨なら大歓迎なのですが。
11月12/13日の夜、多数の火球が出現 (Nov.14,1998 + Nov.16,1998)
11月12/13日の夜、-10等級のものを含む多数の火球が出現したことが観測されています。以下にそれぞれの火球についてその出現時刻と、観測情報/目撃情報を日本流星研究会に寄せられた方々のお名前及び観測地を示します。
- 11月12日22時16分 (-4等) … 都丸さん(前橋市)、隠岐さん(船橋市)、松井さん(栃木・都賀町)
- 11月12日22時54分 (-3等) … 富山市天文台ボランティア(富山市)
- 11月12日23時18分 (-5等) … 中山さん(山梨・小淵沢町)、橋本さん(八王子市)、谷嶋さん(千葉市)、JN長野県朝日村火球パトロールカメラ
- 11月12日23時59分 (-3等) … 富山市天文台ボランティア(富山市)
- 11月13日00時09分 (-10等) … 渡辺さん(富山市)、松井さん(栃木・都賀町)、坪根さん(長野・臼田町)、JN長野県朝日村火球パトロールビデオ+カメラ
- 11月13日02時05分 (-3等) … 渡辺さん(富山市)
これらの火球のいくつかは、長野県・石川県等で稼動している火球パトロールカメラに捕らえられている可能性があり、現在調査が行われています。このうち長野県朝日村の火球パトロールカメラで撮影された00時09分の火球の画像が日本火球ネットワークのWebページに掲載されています。
日本流星研究会では現在これらの火球の観測(目撃)情報を収集しています。この火球を目撃された方、あるいは目撃情報をご存知の方は、ぜひその情報を日本流星研究会にお寄せください。
おうし座流星群に属する火球が頻発! 11月6・7・8日と連夜の出現 (Nov.09,1998)
日本流星研究会の泉潔氏とイギリスの天文学者D.アッシャー氏の共同研究から今年の活況が予測されていたおうし座流星群ですが、その予測通り多数の火球を出現させる活発な活動が捕らえられています。
- 11月06日22時15分 … つまがりさん(青森・下田町)
- 11月07日21時06分 … 長田さん(静岡・小山町)、奥村さん・平沢さん(長野・下條村)、追留さん(御殿場市)、染谷さん(埼玉・鷲宮町)、JINさん(裾野市・御殿場市境:NIFTY/FSPACEOより)、神崎さん(藤沢市:NIFTY/FKYOIKUSより)
- 11月08日20時19分 … 郷原さん(島根・日原町)
- 11月08日21時58分 … 長田さん(静岡・小山町)、門田さん(所沢市)
日本流星研究会では現在これらの火球の観測(目撃)情報を収集しています。これらの火球を目撃された方、あるいは目撃情報をご存知の方は、ぜひその情報を日本流星研究会にお寄せください。
10月29日19時41分にも東海地方上空に火球が出現 (Nov.09,1998)
前日の大火球の興奮がさめやらぬ10月29日19時41分、東海地方上空に火球が出現しました。 日本流星研究会には以下の方々からこの火球の観測情報/目撃情報が寄せられています。
倉嶋さん・安井さん(富山市)、中西さん(尾西市)、高橋さん(滋賀・多賀町)、岡田さん(柏原市)、富田さん(羽咋市)、鮫島さん(長野・平谷村)、奥村さん(長野・喬木村/写真あり)、松本さん(岐阜・藤橋村)
なお、上記目撃者一覧中にある奥村さんが撮影されたこの火球の写真が、日本火球ネットワークのWebページに掲載されています。
これらの情報からおおよその出現位置を推定しますと、愛知県三河地方中部上空から岐阜県美濃地方中部上空にかけて南東→北西に飛行したのではないかと思われます。もちろんこの推定は今後目撃情報が増えますとより精度が高くなることになります。
日本流星研究会では現在この火球の観測(目撃)情報を収集しています。この火球を目撃された方、あるいは目撃情報をご存知の方は、ぜひその情報を日本流星研究会にお寄せください。
10月28日17時33分、石川県西方沖に大火球が出現 (Oct.28,1998 + Nov.09,1998)
10月28日17時33分、かなり明るい火球が本州中部域の広い範囲から目撃されました。
日本流星研究会にはこの火球の目撃情報が多数寄せられ、現在その情報の整理・集計・解析を行っています。その数がかなり多かったことから、このページで報告をいただいた皆さんのお名前を紹介することができないでいることをご了承下さい。 報告をいただいた皆さん、どうもありがとうございました。
この火球の飛行コースですが、石川県金沢市上空で発光して西北西に飛行し、金沢市の西方沖の日本海上にて消滅したものと思われます。またかなり低空まで飛行したようですので隕石落下であった可能性もありますが、落下していたとしてもその回収は不可能だと思われます。
この火球の飛行経路に沿った流星痕(隕石雲?)が数分間にわたって見えていたことも確認されています。
なお、この火球については日本火球ネットワークのWebページに推定経路図・スケッチ・写真等の情報が掲載されています。
10月18/19日の夜、3個の火球が出現 (Oct.21,1998)
10月18/19日の夜、3個の火球が出現しました。以下にそれぞれの火球の出現時刻と、観測情報/目撃情報を日本流星研究会に寄せられた方々のお名前及び観測地を示します。
- 10月18日19時16分 … 中村さん・安井さん・渡辺さん(富山市)、氏名不詳(川崎市)、片岡さん(川崎市)、丸山さん(長野・安曇松川村)
- 10月18日19時21分 … 片岡さん(川崎市)、丸山さん(長野・安曇松川村)、竹内さん(厚木市)、清水さん(岡崎市)
- 10月19日01時56分 … 東京理科大グループ(千葉・岬町)
日本流星研究会では現在これらの火球の観測(目撃)情報を収集しています。この火球を目撃された方、あるいは目撃情報をご存知の方は、ぜひその情報を日本流星研究会にお寄せください。
ジャコビニ群、13年ぶりの大規模活動。ピークは10月8日22時10分頃か (Oct.11,1998)
日本流星研究会に寄せられた観測速報によると、ジャコビニ流星群は10月8/9日の20時〜01時頃にかなり活発な活動を示したことがわかりました。
出現のピークは同夜の22時10分頃と思われ、10分間の平均で16個程度(HR≒96、ZHR≒940)の流星出現が観測されています。このピークは継続時間が1〜2時間程度の突発的なものであった為、東アジア以外の地域では捕えることができなかったようです。
速報集計はこちら。グラフも追加しました。
ジャコビニ群、10月4日夜から明らかな活動。7日夜には火球も出現。 (Oct.8,1998)
日本流星研究会に寄せられた観測速報によると、10月8/9日に活動のピークが予想されているジャコビニ流星群が、10月4/5日の夜からすでに明らかな活動をしていることが複数の観測者によって捕えられていました。
日本流星研究会の過去の観測データを調べますと、この群の明らかな活動が極大夜前から認められることは極めて希なことのようで、突発出現があった1985年にしてもこの群の流星の初見は突発のあった当夜の8/9日のことでした。
また7/8日の夜には広島県内の観測者により-3等級の同群の火球の出現(21h11m21s)も観測されました。
極大の8/9日ですが、突発出現(流星雨?)が起こったとしてもその継続時間はせいぜい2〜3時間ではないかと予想されますので、できるだけ長時間のパトロールが望まれます。
10月2日23時48分頃、関東南方上空に火球出現 (Oct.6,1998 + Oct.21,1998)
日本流星研究会には以下の方々からこの火球の観測情報/目撃情報が寄せられています。
osawaさん(練馬区)、片岡さん(川崎市)、村澤さん(喬木村)、大林さん(日野市)、山口さん・杉本さん・白石さん・伊藤さん(御殿場市)
これらの情報からおおよその出現位置を推定しますと、神奈川県真鶴岬と千葉県野島崎を結ぶ線上、相模灘の上空を西南西→東北東に飛行したのではないかと思われます。もちろんこの推定は今後目撃情報が増えますとより精度が高くなることになります。
日本流星研究会では現在この火球の観測(目撃)情報を収集しています。この火球を目撃された方、あるいは目撃情報をご存知の方は、ぜひその情報を日本流星研究会にお寄せください。
10月21日までに次の方々から新たな観測情報/目撃情報が寄せられました。
中西さん(豊橋市)、竹下さん(新城市)、鎌田さん(つくば市)、遠藤さん(富士宮市)、坂巻さん(静岡・小山町)
情報をお寄せいただき、ありがとうございました。
9月17日02時41分、岐阜県北部上空に−6等の火球出現 (Sep.26,1998)
9月17/18日の夜、日本火球ネットワーク(JN)の長野県朝日村と長野県喬木村の2台の火球パトロールカメラによってマイナス6等級の火球が捕らえられました。この火球の出現時刻は同ネットワークの長野県大町市の火球出現時刻パトロールビデオによって9月17日02時40分59秒と計時されています。
同一の流星が距離の離れた複数地点から撮影されますと、それから対地軌道や日心軌道を求めることができます。今回の火球は岐阜県飛騨地方上空に出現したものと推定されますが、流星出現位置と撮影地点との位置関係から精度が出ないようです。もしこのほかの地点でこの火球の写真撮影に成功されている方がいらっしゃいましたら、ぜひ日本流星研究会写真観測担当幹事・下田までお知らせ下さい。
「第2回レオニード流星群観測小研究会」開催される (Sep.17,1998)
標記の集会が9月14日、相模原市の宇宙科学研究所本館にて開催され、国内のプロ・アマの研究者55名の参加の中、16件の発表がありました。
この中で国立天文台広報普及室長の渡部潤一氏は、しし座流星群がHR1000以上の「流星嵐」となる確率を1998年は20〜65%、1999年は40〜65%であろうとの予測を発表されました。
(レオニード流星群とは、しし座流星群 (Leonid) のことです。)
8月31日〜9月1日の夜、ぎょしゃ座流星群小突発か (Sep.17,1998)
国際流星機構(IMO)のメーリングリストに流れた情報によると、8月31日〜9月1日の夜、ハンガリーでぎょしゃ座流星群の小規模な突発が観測されたとのことです。
それによりますと小規模突発は9月1日01時00分UT(9月1日10時00分JST)を中心とした3時間ほどで、最盛期には通常HR1程度のこの群がHR3.0(観測者3名の平均)の活動を見せたとのことです。
1998年ペルセウス座流星群の国際集計 (Sep.4,1998)
国際流星機構(IMO)のRainer Arlt氏は9月3日、1998年のペルセウス座流星群の国際集計を発表しました。この集計は日本の観測者7名を含む世界各国の観測者84名の観測データによるものです。
それによりますと、今年の活動のピークは太陽黄経139.9〜140.0度、出現数(ZHR)=80であったとのことです。また1988年から観測されている母天体回帰に伴う突発ピークが今年も太陽黄経139.7度付近で認められたようですが、観測値の分散が大きいことに注意する必要があるとされています。
下表はArlt氏による極大付近の出現状況です。
DATE & TIME
(UT)
|
DATE & TIME
(JST)
|
太陽黄経
(2000.0J)
|
観測
群流星数
|
出現数
(ZHR)
|
(±)
|
Aug 10 22:10
|
Aug 11 07:10
|
138.090
|
22
|
14.2
|
3.0
|
Aug 11 20:50
|
Aug 12 05:50
|
138.997
|
35
|
31.7
|
5.3
|
Aug 12 10:10
|
Aug 12 19:10
|
139.529
|
29
|
54.3
|
9.9
|
Aug 12 14:30
|
Aug 12 23:30
|
139.704
|
88
|
200 ?
|
---
|
Aug 12 20:30
|
Aug 13 04:30
|
139.946
|
82
|
80.8
|
8.9
|
Aug 12 21:30
|
Aug 13 05:30
|
139.984
|
125
|
76.1
|
6.8
|
Aug 13 00:00
|
Aug 13 09:00
|
140.086
|
106
|
67.5
|
6.5
|
Aug 13 00:50
|
Aug 13 09:50
|
140.120
|
76
|
65.9
|
7.5
|
Aug 13 01:30
|
Aug 13 10:30
|
140.144
|
44
|
62.9
|
9.4
|
Aug 13 09:20
|
Aug 13 18:20
|
140.455
|
11
|
29.6
|
8.6
|
Aug 13 23:20
|
Aug 14 08:20
|
141.016
|
123
|
41.2
|
3.7
|
Aug 14 12:00
|
Aug 14 21:00
|
141.511
|
32
|
30.6
|
5.3
|
極大付近の出現状況のグラフ
なおこの集計に使われた日本の観測データは、東京近郊地区流星観測者会のWebページ内にある観測速報に掲載されたものから採用したとのことです。
(東京近郊地区流星観測者会の観測速報はこちら)
また原文には7月中旬から8月中旬までの全活動期間についての出現数も示されていますが、ここでは極大付近のみについて紹介しました。
(原文[国際流星機構のニュースページ:英文]はこちら)
8月25日22時39分、関東南東方に火球出現 (Aug.28,1998)
日本流星研究会には以下の方々からこの火球の目撃観測情報が寄せられています。
翁さん(藤沢市)、竹之内さん(町田市)、畠中さん(越谷市)、泉本さん(杉並区)
現在までの情報でおおよその出現位置を推定しますと、関東南東方、房総半島の南東沖海上を南西→北東に飛行したのではないかと思われます。もちろんこの推定は今後目撃情報が増えますとより精度が高くなることになります。
ペルセウス座流星群・仮集計報告 (Aug.16,1998)
8月16日09時までにNMS-ML上に発表された8月11/12〜12/13日の個人観測のデータより、今年のペルセウス座流星群の出現状況をまとめてみました。
集計に使用したデータは個人観測もので、輻射点高度<10度、最微光星等級<3.5等、雲量>=40%または観測時間が30分に満たないものは集計に用いませんでした。
ZHRは2つの計算方法で算出しました。ひとつは光度関数を1.6、輻射点高度補正を1/sin(RP.H)^1.5としたもの(日本流星研究会(NMS)準拠)、もうひとつは光度関数を2.1、輻射点高度補正を1/sin(RP.H)としたもの(国際流星機構(IMO)準拠)です。
DATE & TIME
(JST)
|
DATE & TIME
(UT)
|
観測
データ数
|
観測時間
(のべ分数)
|
観測
群流星数
|
平均ZHR
(NMS準拠)
|
(±)
|
平均ZHR
(IMO準拠)
|
(±)
|
11/12d 23:20
|
11d 14:20
|
2
|
160
|
53
|
111
|
30
|
102
|
26
|
11/12d 00:30
|
11d 15:30
|
3
|
160
|
55
|
77
|
40
|
81
|
38
|
11/12d 01:30
|
11d 16:30
|
3
|
180
|
58
|
53
|
30
|
61
|
36
|
11/12d 02:30
|
11d 17:30
|
5
|
210
|
40
|
35
|
34
|
44
|
41
|
11/12d 03:50
|
11d 18:50
|
1
|
60
|
10
|
19
|
-
|
26
|
-
|
12/13d 23:30
|
12d 14:30
|
4
|
270
|
164
|
221
|
150
|
222
|
135
|
12/13d 00:30
|
12d 15:30
|
3
|
164
|
45
|
137
|
119
|
223
|
219
|
12/13d 01:30
|
12d 16:30
|
9
|
458
|
129
|
87
|
21
|
127
|
34
|
12/13d 02:30
|
12d 17:30
|
10
|
492
|
213
|
98
|
69
|
139
|
69
|
12/13d 03:30
|
12d 18:30
|
3
|
120
|
24
|
48
|
7
|
87
|
18
|
観測者(18名): 藤原康徳、福田暢之、橋本岳真、石川朋子、河野樹敏、彼谷徹志、
起汐一広、小林わかば、倉垣狩夢、前田幸治、豆田勝彦、桝田裕之、
長田和弘、阪口満栄、佐藤孝悦、竹永亜希子、山下勝弘、吉水幸博
Observers : Y.Fujiwara,N.Fukuda,T.Hashimoto,T.Ishikawa,M.Kawano,S.Kaya,
(18members) K.Kishio,W.Kobayashi,K.Kuragaki,K.Maeda,K.Mameta,H.Masuda,
K.Osada,M.Sakaguchi,K.Sato,A.Takenaga,K.Yamashita,Y.Yoshimizu
月明かりと悪天の影響で観測数が少なかったうえ、収集できたものも悪条件下のものであったためかバラツキがかなり大きくなっています。
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