日本流星研究会

オリオン座流星群
(Orionids)




Last Updated : 2008/12/27

おうし座流星群は,全流星群の中で二番目に速度が速い流星群です。そのため,明るい流星が多く,有痕率も高くなっています。母彗星は1P/Halley彗星です。ピークはたいへんなだらかで,あまりはっきりとしていません。2006年に突発流星群がとらえられており、2007年もその活動が捕らえられるなど、近年では興味深い活動が観測されています。

近年の出現状況


オリオン座流星群のデータ

      日本流星研究会
    (NMS)
    国際流星機構
    (IMO)
    流星群名称 オリオン座流星群
    英文表記 Orionids
    流星群コード   ORI
    活動期間 9月下旬 〜 11月上旬 10月2日 〜 11月7日
    極大太陽黄経 207.7(10月21日頃)
    極大期は207〜210(10月20〜23日頃)
    208(10月21日頃)
    極大時輻射点位置 赤経 = 95
    赤緯 = +16
    赤経 = 95
    赤緯 = +16
    性状
    極大出現数(ZHR):23
    光度比:2.5
    対地速度:66km/s
    観測可能時間帯 23時〜夜明け  
    母天体 ハレー周期彗星 1P/Halley
    出典 天文回報 #687
    「10月の観測指針」
    (溝口秀勝;1999)
    国際流星機構
    「眼視観測ハンドブック」(1995年)
    「A New Working List of meteor shower」 (2006年)


極大夜の観測条件(2009〜2015年)

    10月
    JST
    極大太陽黄経
    となる日時
    極大夜
    (21日00時)
    の月齢
    観測条件 予想
    出現数
    (HR)*1
    コメント>
    207.7 (NMS) 208 (IMO)
    2009年 21日11時 21日19時 3 15 月明かりもなく観測条件は良好
    2010年 21日18時 22日01時 13 最悪 10 満月前の月明かりがあるため,夜半以降東の空をみるのがお勧め
    2011年 22日00時 22日07時 24 15 下弦過ぎの月があるため条件はよくない
    2012年 21日06時 21日13時 6 最良 15 上弦の月のため夜半以降は観測条件良好。21日未明がお勧め
    2013年 21日12時 21日19時 16 最悪 10 満月のため条件はよくないが、明るい流星が出現することを期待しよう
    2014年 21日18時 22日01時 27 最良 15 月明かりは気にならないでしょう。22日未明に注目
    2015年 22日00時 22日08時 8 最良 15 上弦の月だが夜半以降は観測条件良好。22日未明がお勧め
    *1 : HR=1時間当たりの平均出現数


参考資料



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