日本流星研究会
おうし座北流星群・おうし座南流星群
(Northern Taurids / Southern Taurids)
Last Updated : 2008/12/28
おうし座流星群は南群と北群とに分けられ、南群は11月上旬に高原上のピークが観測できます。北群も年によっては活発なときもありますが、通常はそれほど多くの流星は観測されません。電波観測では南群の活動を捕らえられることも多く、年によってその振る舞いが違うため、毎年その変化を楽しんでみましょう。
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おうし座北・南流星群速報ページ
2005年おうし座流星群速報ページ
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おうし座北・南流星群のデータ
日本流星研究会
(NMS)
国際流星機構
(IMO)
日本流星研究会
(NMS)
国際流星機構
(IMO)
流星群名称
おうし座北流星群
おうし座南流星群
英文表記
Nothern Taurids
Southern Taurids
流星群コード
NTA
STA
活動期間
10月上旬 〜 1月中旬
10月1日 〜 11月25日
10月中旬 〜 11月中旬
10月1日 〜 11月25日
極大太陽黄経
228 (11月10日)
230 (11月12日)
223 (11月5日)
223 (11月5日)
極大時輻射点位置
赤経 = 54
赤緯 = +21
赤経 = 58
赤緯 = +22
赤経 = 48
赤緯 = +13
赤経 = 52
赤緯 = +15
性状
緩
火球
極大出現数(ZHR):5
光度比:2.3
対地速度:29km/s
緩
火球
極大出現数(ZHR):5
光度比:2.3
対地速度:27km/s
観測可能時間帯
一晩中
一晩中
母天体
エンケ周期彗星 2P/Encke
エンケ周期彗星 2P/Encke
出典
天文回報 #688
「11月の観測指針」
(溝口秀勝;1999)
国際流星機構
「眼視観測ハンドブック」
(J.Rendtel,et al;1995)
天文回報 #688
「11月の観測指針」
(溝口秀勝;1999)
国際流星機構
「眼視観測ハンドブック」 (J.Rendtel,et al;1995)
「A New Working List of meteor shower」 (2006年)
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極大夜の観測条件(2009〜2015年)
北群
JST
極大太陽黄経と
なる時刻
極大夜の月齢
11月13日0時
南群
JST
極大太陽黄経と
なる時刻
極大夜の月齢
11月6日0時
コメント
230 (IMO)
223 (IMO)
2009
11月12日
26
2009
11月 5日
19
北群は下弦過ぎ,南群は満月過ぎがあり,観測適時となる夜半以降の条件は悪い
2010
11月13日
7
2010
11月 6日
29
両群,夜半以降の月明かりがなく観測条件は良好.南群は極大日付近がお勧め
2011
11月13日
17
2011
11月 6日
10
北群は条件悪いが,南群は夜半以降であれば条件はよい
2012
11月12日
29
2012
11月 5日
22
北群はほぼ新月のため条件最高だが,南群は下弦の月があり条件悪い
2013
11月12日
9
2013
11月 5日
3
下弦の月がある。夜半までが好条件
2014
11月13日
20
2014
11月 6日
13
北群は下弦前,南群は満月前のため条件悪。南群は極大日前が月条件が良い
2015
11月13日
1
2015
11月 6日
24
北群はほぼ新月のため条件最高だが,南群は下弦過ぎの月があり条件悪い
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参考資料
吉田誠一さんによる各流星群の近年の活動状況:
おうし座南/北流星群
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