日本流星研究会
流星・火球・隕石に関するニュース
〜2000年〜
Last Updated : 2008/8/2
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12月27日18時41分頃に火球出現。福島県西部付近の上空を飛行か。 (Dec.27-28,2000)
12月27日18時41分、東日本の広範囲から火球の出現が目撃されました。日本流星研究会及び日本火球ネットワークに寄せられた火球報告の観測地は以下の通りです。
出現日時
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観測地
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12月27日18時41分03秒
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埼玉県鷲宮町、千葉県千葉市、東京都町田市、東京都小金井市、神奈川県藤沢市、神奈川県横浜市、長野県臼田町、長野県伊那市、富山県富山市、岩手県花泉町、茨城県常陸太田市、茨城県つくば市、埼玉県所沢市、埼玉県行田市、東京都中央区、東京都豊島区、新潟県新潟市、長野県佐久市、長野県大町市、岐阜県関市
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白字は「火球観測報告フォーマット」に準じた情報、灰字はそのほかの情報
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この火球の実経路について本会写真観測担当幹事の下田力さんは「福島県西部を北から南に向かって飛行した」と推定されています。
- 推定経路図 (日本火球ネットワークにある経路図にリンク)
ただしこの推定はまだ情報が少ない段階でのものですので、誤差がありそうです。しかし今後情報が集まれば、この推定をより詳細に絞り込むことができます。
日本流星研究会ではこの火球の観測(目撃)情報を収集しています。この火球を目撃された方、あるいは目撃情報をご存知の方は、ぜひその情報を日本流星研究会にお寄せください。 特にお知らせいただきたいのは観測地及びそこからのみかけの経路の情報ですが、詳細情報でなくとも火球の飛行経路について右落ち(\)・左落ち(/)・垂直(↓)・水平(←・→)の別を示していただくだけでも有益なデータになります。皆さんからの情報提供を期待しています。
火球の情報は「火球観測報告フォーマット」を使って電子メールにて日本流星研究会火球観測部門まで報告をお寄せ下さい。
12月22日夕刻、こぐま座流星群の小規模突発を観測。 (Dec.23,2000)
12月22日の夕刻に「こぐま座流星群」が突発活動を起こす可能性があることがイエニスケンスとライチネンにより予測されていましたが、日本流星研究会メンバーらによるメーリングリストに投稿された速報報告によると、小規模ながらこの突発出現が起こったことが観測されたようです。
速報を集計した結果によると12月22日17時台・18時台がZHR50強と最も多く、その後時間を追って減少していった様子が捕らえられたことがわかりました。なお電波観測では16〜17時にピークがあったようだとのことです。
各夜・各時間帯ごとの出現状況については、「2000年こぐま座流星群・速報集計」のページをご覧下さい。また出現状況のグラフも併せて掲載しました。
こぐま座流星群、12月22日の宵の口に突発出現の可能性あり。 (Dec.17,2000)
NASAの研究員・イエニスケンス(P.Jenniskens;オランダ人)とフィンランドのライチネン(E.Lyytinenn)が連名で国際流星機構の機関誌に発表した論文によりますと、毎年12月22日頃に極大となる「こぐま座流星群」が、2000年は突発的な活動を起こす可能性があるとのことです。
論文に示された突発の可能性のある時刻は以下の通りです。
予測時刻 (UT)
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同左 (JST)
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ダスト放出年
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備考
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2000年12月22日07時29分
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22日16時29分
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1405年
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日没直前
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2000年12月22日08時38分
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22日17時38分
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1392年
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常用薄明中
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2000年12月22日08時59分
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22日17時59分
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1378年
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天文薄明中
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論文ではバーストの幅は3〜4時間と見積もられていますので、当夜(12月22/23日の夜)は宵の口早い時刻から北天からやってくる流星に注意する必要がありそうです。なお輻射点は周極星の位置にありますので、電波観測であれば24時間の監視が可能です。
当夜は日没後なるべく早い時刻から流星群の突発活動に対する監視観測を実施されることをお勧めします。
13日20時42分に近畿上空、14日00時01分に関東上空に明るい火球が出現。 (Dec.15-23,2000)
12月6/7日の夜から14/15日の夜にかけて、多くの火球が出現、目撃されています。このうち13日20時42分00秒に近畿地方上空に出現したものと14日00時01分54秒に関東地方上空に出現したものは、ともに満月近い月明かりがありながら地面が照らされたのがわかるほどの大物火球であったようです。
上記期間中に日本流星研究会及び日本火球ネットワークに-5等級以上の火球として報告の寄せられたものを以下の表に示します。
出現日時
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観測地
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光度/群
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12月07日03時40分
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宮城県山元町
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-5等
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12月07日06時05分
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千葉県印旛村
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-5等
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12月07日20時49分
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福島県須賀川市
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-5等
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12月08日21時01分
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長野県朝日村(写真)、香川県坂出市、福岡県福岡市
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-5等
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12月08日21時24分
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静岡県長泉町、三重県四日市市
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-5等
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12月12日22時30分
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千葉県市川市、静岡県小山町
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-5等
ふたご群
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12月12日22時53分
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茨城県東海村、埼玉県浦和市
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-5等
ふたご群
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12月13日20時22分
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大阪府岬町
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-5等
ふたご群
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12月13日20時42分00秒
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京都府舞鶴市、大阪府吹田市、奈良県生駒市、和歌山県和歌山市、兵庫県神戸市、
静岡県袋井市、愛知県新城市、三重県四日市市、三重県鈴鹿市、京都府京都市、京都府長岡京市、京都府宇治市、大阪府枚方市、大阪府高槻市、大阪府寝屋川市、奈良県奈良市、奈良県王寺町、和歌山県海南市、和歌山県美里町、和歌山県岩出町、和歌山県美浜町、和歌山県串本町、兵庫県尼崎市、兵庫県三田市、兵庫県川西市、兵庫県八鹿町
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-10等
群不明
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12月14日00時01分54秒
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埼玉県神川町、山梨県鳴沢村、長野県朝日村(写真→画像)、静岡県小山町(写真)
東京都府中市、神奈川県横浜市
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-8等
χオリオン群
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12月16日17時18分
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静岡県沼津市
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-5等
散在
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白字は「火球観測報告フォーマット」に準じた情報、灰字はそのほかの情報
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このうち12月13日20時42分40秒に近畿地方周辺で目撃された火球について、本会写真観測担当幹事の下田力さんはその経路を和歌山県中部を北東から南西にかけて横断するように飛行したと推定されています。
- 推定経路図 (日本火球ネットワークにある経路図にリンク)
また本会火球担当幹事の司馬康生さんは「現状は、ふたご座流星群に属するかどうかの決定的な証拠はない。隕石落下に関しては判断できない。隕石が落下したとしても海上の可能性がやや高い。」とのコメントを発表されています。
ふたご座流星群、国内では13日夜半前が最大出現。 (Dec.15,2000)
日本流星研究会メンバーらによるメーリングリストに投稿された速報報告からの集計によるふたご座流星群の出現状況は、12/13日の夜が明け方に向かっての増加傾向、13/14日の夜が減少傾向となっています。
ZHRによる最大値は13日19時台のZHR340となりましたが、この時間帯は輻射点高度も低く、なおかつ薄雲の影響もある悪条件下における1件のみの観測によるものであることに注意が必要です。
各夜・各時間帯ごとの出現状況については、「2000年ふたご座流星群・速報集計」のページをご覧下さい。また出現状況のグラフも併せて掲載しました。
大学天文連盟、2000年12月10日をもって解散。 (Dec.15,2000)
関東の大学天文サークルによって37年前に結成された「大学天文連盟」(大天連)ですが、2000年12月10日に開催された総会で解散が決議され、その歴史に幕を閉じることになったとのことです。
(この件は「流星」には直接関連する項目ではありませんが、当会にも大天連OB/OGが相当数参加されていることから掲載しました。)
ふたご座流星群、電波観測では極大夜に向けて順調に増加中。 (Dec.09,2000)
豊川市の鈴木和博さん、及び和歌山県美里町のみさと天文台(集計:小川宏さん)のHAM電波を利用した流星の電波観測(HRO)の観測速報によりますと、12月13/14日に極大となる“ふたご座流星群”の出現数が極大夜に向け順調に増加中であるとのことです。
上記2名の観測者の観測速報は以下のサイトを参照下さい。
瀬戸内地区流星観測者会の『e−流観』、ふたご群でも公開実験を実施。 (Dec.09,2000)
瀬戸内地区流星観測者会では、携帯電話を用いた流星観測システム『e-流観システム』の公開実験をふたご座流星群の極大夜前後に実施するとのことです。
対象はNTT DoCoMoのi-mode対応端末を利用されている方です。瀬戸内地区流星観測者会のメンバー、あるいは日本流星研究会のメンバーでなくとも参加可能ですので、なるべく多くの方のご協力をお願いします。
詳しくは瀬戸内地区流星観測者会のサイト(http://www.maruse.ne.jp/)、及び「『リアルタイム流星カウンタ』2000年ふたご群公開実験開催について」(http://www.maruse.ne.jp/e-ryukan/2000gem/)をご覧下さい。
なお参加にかかる費用はi-modeの通信費のみとのことです。是非ご協力くださるようお願い致します。
11月23/24日の夜に3つの火球が出現。 (Nov.25〜30,2000)
11月23〜24日の夜、本州上空に3つの火球が出現したことが目撃・観測されました。日本流星研究会及び日本火球ネットワークに寄せられた火球報告の観測地は以下の通りです。
出現日時
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観測地
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群
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11月24日00時43分56秒
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宮城県白石市→(画像)、富山県山田村
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おうし群
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11月24日01時31分01秒
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長野県朝日村、富山県富山市、石川県野々市町、兵庫県東条町
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しし群?
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白字は「火球観測報告フォーマット」に準じた情報、灰字はそのほかの情報
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このうち宮城県白石市の観測は本会会員の井上弘行さんによるTV観測で、その画像はインターネット上で公開されています。
これらの火球の概略の出現位置ですが、1つめ・2つめのものは両方とも茨城県ひたちなか市上空、3つめのものは岐阜・石川・福井3県の県境地域である白山山地上空と推定できます。今後目撃情報がさらに集まれば、この推定をより詳細に絞り込むことができます。
日本流星研究会ではこの火球の観測(目撃)情報を収集しています。この火球を目撃された方、あるいは目撃情報をご存知の方は、ぜひその情報を日本流星研究会にお寄せください。
11月19日03時35分、東北南部上空にしし群の有痕火球出現。 (Nov.20〜30,2000)
11月19日03時35分31秒に、東北〜中部地方からしし群に属する火球が出現したことが目撃されました。この火球は月明かりの下でも数分以上見えた顕著な持続痕も残しました。日本流星研究会及び日本火球ネットワークに寄せられた火球報告の観測地は以下の通りです。
出現日時
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観測地
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11月19日
03時35分31秒
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宮城県山元町、福島県浪江町、茨城県つくば市、茨城県真壁町、茨城県麻生町、埼玉県白岡町、埼玉県横瀬町、千葉県市川市、千葉県岬町、東京都小金井市、神奈川県三浦市、神奈川県藤野町、静岡県御殿場市、静岡県小山町、長野県上村、宮城県牡鹿町、福島県大越町、栃木県塩谷町、埼玉県本庄市、埼玉県川越市、東京都世田谷区、東京都調布市
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白字は「火球観測報告フォーマット」に準じた情報、灰字はそのほかの情報
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日本流星研究会会員の関口孝志さんは宮城県山元町と福島県浪江町で撮影された写真から、この火球の経路を福島県いわき市南西部・高さ119km→鮫川村→浅川町・高さ82kmと計算されています。この計算結果および出現位置星図・軌道図は関口さんのWebサイト(http://www5b.biglobe.ne.jp/~sekitaka/saisin/saisin.htm)で公開されています。
日本流星研究会ではこの火球の観測(目撃)情報を収集しています。この火球を目撃された方、あるいは目撃情報をご存知の方は、ぜひその情報を日本流星研究会にお寄せください。
欧米でAsherらの予測通りの時刻にピーク出現。来年は日本だ! (Nov.20,2000)
しし群、国内では18日04時台に1時間当たり30個弱の出現が観測される。 (Nov.18,2000)
国内の観測者からの速報集計によりますと、11月17/18日のしし座流星群の出現状況は観測条件の補正を加えない一時間あたりのしし座流星群に属する流星の出現数(HR)で18日03時台が13、04時台が28、05時台が19となっています。観測条件や輻射点の高度の補正を加えて全地球的な活動状況を示す天頂修正一時間平均出現数(ZHR)では18日03時台が13、04時台が28、05時台が19となりました。この数は昨年の同夜に比べより若干低めとなっています。
観測者からは比較的暗い流星が多いとのコメントも寄せられていますので、観測条件の悪い観測地では上記HRの数値よりもかなり少ない数の流星しか捕らえることができなかったと思われます。
観測速報は「出現状況速報」と「速報集計」のページをご覧下さい。
なおこのニュースについては第一報(18日早朝)では「1時間当たり50個弱」として掲載しましたが、その後入ってきた観測速報から数値を下方修正しました。
海外の観測で17日17時台前半(JST)に小ピークが現れる。Asher予測に符合。 (Nov.18,2000)
国際流星機構が18日02時(JST)に配信したニュースリリースによりますと、17日16時22分を中心時刻とする時間帯にZHR100弱の小規模なピークが観測されたとのことです。このピークは英国のAsher博士らの論文にある2回帰前に放出された流星体の帯による出現予想時刻:18日17時10分:に近い時刻であることが指摘されています。
また、チェコ共和国・オンドレヨフ天文台のレーダー観測の速報でも17日08時02分UT(17時02分JST)と08時15分UT(17時15分JST)に小規模なピークを検出したことが報じられています。
極大夜は東海以西の太平洋側が好天か。東北・北海道は辛い予報。 (Nov.17,2000)
国際気象海洋(株)がインターネット上で公開している気象庁の3時間毎卓越天気分布図(11月16日21時での予測)によりますと、しし座流星群の極大夜・観測好適時間帯である11月17/18日の00〜06時の天気分布は、おおむね東海地方より西の太平洋岸が晴れベース、山陰・北陸及び関東〜北海道地方が曇りまたが雨/雪ベースとなっています。なお関東〜九州地方で17日の日中に降っている雨は時間が経つにつれ西から上がり、関東でも夜21時頃までには上がりそうです。
ただしこの予想図はあくまで20〜30km(?)のメッシュごとの予測であり、もっと細かな地域予報とは異なることがあることに注意が必要です。また晴れベースでも雲が多い可能性もありますし、逆に曇りベースでも晴れ間が生じる可能性もあります。
極大夜の天気は微妙なところ。今後の天気情報に要注目。 (Nov.16,2000)
インターネット上に公開されている各種天気情報を総合しますと、しし座流星群極大夜(11月17/18日)の天気は西日本では比較的良さそうですが、東日本では微妙、北日本は晴れ間に恵まれそうにない状況のようです。
ただしここ数日の週間予報の傾向を見ますと予報にかなり変動がありますので、予報がかなり難しい状況のようです。したがって予報に基づいて遠征をされる場合には、なるべく新しい情報を入手されて検討されることをお勧めします。
「しし座流星群極大夜のお天気情報」のページに天気情報サイトへのリンクをまとめましたのでご利用下さい。
しし座流星群の観測速報ページを開設。 (Nov.14,2000)
しし座流星群の活動速報を紹介するページを開設しました。
実際に見えた流星数の状況は「出現状況速報」のページで、観測条件等を加味した仮集計値は「速報集計」のページで紹介しています。 なお電波観測による速報値を参照できるページが本会会員の小川宏さんによって開設されています。併せてご利用下さい。
瀬戸内地区流星観測者会が携帯電話を用いた流星カウンタの公開実験を企画。 (Nov.08,2000)
瀬戸内地区流星観測者会では、携帯電話を用いた流星観測システム『e-流観システム』を提唱し実験を進めています。この実験の一環として、今回のしし座流星群の際に瀬戸内地区流星観測者会以外の参加者も募集した公開実験を実施するとのことです。
対象はNTT DoCoMoのi-mode対応端末を利用されている方とのことです。詳しくは瀬戸内地区流星観測者会のサイト(http://www.maruse.ne.jp/)、及び「『リアルタイム流星カウンタ』公開実験開催について」(http://www.maruse.ne.jp/e-ryukan/2000leo/)をご覧下さい。
なお参加にかかる費用はi-modeの通信費のみとのことです。是非ご協力くださるようお願い致します。
本会会員が携帯電話・PHS向けの「しし座流星群情報サービス」を開始。 (Nov.08,2000)
日本流星研究会会員の難波田康治さんは、携帯電話・PHS上で2000年のしし座流星群の最新情報を提供するサービスを行うことを発表しました。
サービス対象はNTT DoCoMoのi-mode対応端末および、J-PHONEのJ-SKY対応端末で、「しし座流星群解説」「最新情報」「掲示板」「このサービスについて」というメニューで構成される予定とのことです。
詳しくは、難波田さんのサイト「天文情報室」( http://user3.allnet.ne.jp/naniwada/)、及び「携帯電話・PHS向け しし座流星群情報サービス「Leonids for Mobile」のご案内」(http://user3.allnet.ne.jp/naniwada/mobile.htm)をご覧下さい。
AsherとMcNaught、国際流星機構の機関誌上にしし群の修正予測を発表。 (Nov.05,2000)
国際流星機構(IMO)の機関誌「wgn」の28-5号(Oct.2000)に、AsherとMcNaughtによる「Expectations for the 2000 Leonids」(直訳:2000年しし座流星群への期待)という論文が掲載されました。
内容は既に発表されている、いわゆるAsher論文で示している2000年の出現状況を解説したものですが、そのオリジナルの論文とピーク予測時刻は変わっていませんが出現数の予測値が若干修正されており、今年2000年の予測については上方修正されています。
ピーク予測時刻
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いわゆるAsher論文で示された
ZHR
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今回の論文で示された
ZHR
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2000,Nov.18,03h44m UT
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30?
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100?
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2000,Nov.18,07h51m UT
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20?
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100?
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2001,Nov.18,10h01m UT
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1,500
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2,500?
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2001,Nov.18,17h31m UT
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15,000
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9,000
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2001,Nov.18,18h19m UT
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15,000
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15,000
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2002,Nov.19,04h00m UT
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15,000
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15,000
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2002,Nov.19,10h36m UT
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25,000
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30,000
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2006,Nov.19,04h45m UT
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100
|
100
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もちろんこの予測通りとなるのかならないのかは、実際に観測してみなければわかりません。
11月03日23時42分、愛知県南東部上空に火球出現。 (Nov.05,2000)
11月03日23時42分08秒、中部〜近畿地方から火球の出現が目撃されました。日本流星研究会及び日本火球ネットワークに寄せられた火球報告の観測地は以下の通りです。
出現日時
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観測地
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11月03日
23時42分08秒
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群馬県嬬恋村、静岡県富士宮市、静岡県小山町、静岡県長泉町、石川県羽咋市、大阪府大阪市、大阪府吹田市、奈良県生駒市
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白字は「火球観測報告フォーマット」に準じた情報、灰字はそのほかの情報
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このうち石川県羽咋市の情報は、日本火球ネットワークが設置している火球パトロールカメラ+ビデオに撮影されたというものです。また、上表には含まれていませんが、兵庫県千種町からも東方の低空に-1等の流星として観測されています。
これらの情報から推定される概略の出現位置は愛知県南東部(三河地方南部)となります。今後の情報が集まれば、この推定をより詳細に絞り込むことができます。
日本流星研究会ではこの火球の観測(目撃)情報を収集しています。この火球を目撃された方、あるいは目撃情報をご存知の方は、ぜひその情報を日本流星研究会にお寄せください。皆さんからの情報提供を期待しています。
10月27日20時56分、関東上空に火球出現。 (Oct.29,2000)
10月27日20時56分頃、関東南部上空に火球が出現しました。日本流星研究会及び日本火球ネットワークに寄せられた火球報告の観測地は以下の通りです。
出現日時
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観測地
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10月27日
20時56分
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群馬県前橋市、千葉県千葉市、東京都八王子市、東京都日野市、長野県塩尻市、長野県朝日村、群馬県伊勢崎市、東京都杉並区、東京都練馬区、東京都東久留米市、神奈川県横浜市、神奈川県厚木市、長野県山ノ内町
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白字は「火球観測報告フォーマット」に準じた情報、灰字はそのほかの情報
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このうち長野県朝日村の情報は、日本火球ネットワークが設置している火球パトロールカメラに撮影されたというものです。これらの情報から推定される概略の出現経路は神奈川県北部上空を西から東に飛行となります。今後の情報が集まれば、この推定をより詳細に絞り込むことができます。
日本流星研究会ではこの火球の観測(目撃)情報を収集しています。この火球を目撃された方、あるいは目撃情報をご存知の方は、ぜひその情報を日本流星研究会にお寄せください。
10月26日22時48分、岩手県三陸東方近海上空に火球出現。 (Oct.29,2000 + Nov.05,2000)
10月26日22時47分50秒に宮城県から見て北東方の中空に火球が出現しました。日本流星研究会に寄せられた火球報告の観測地は以下の通りです。
出現日時
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観測地
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10月26日22時47分50秒
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宮城県名取市、宮城県仙台市、宮城県小野田町
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このうち宮城県仙台市の情報は、日本火球ネットワークが設置している火球パトロールカメラに撮影されたというものです。これらの情報から概略の出現位置を推定しますと、岩手県三陸地方のそう遠くない東方海上となります。今後の情報が集まれば、この推定をより詳細に絞り込むことができます。
日本流星研究会ではこの火球の観測(目撃)情報を収集しています。この火球を目撃された方、あるいは目撃情報をご存知の方は、ぜひその情報を日本流星研究会にお寄せください。
10月22日に北海道で見られた火球状物体は航空機であることが判明。 (Oct.26,2000 + Oct.29,2000)
10月22日16時40分頃に北海道東部から見られた火球状物体は、航空機とそれによる飛行機雲が光って見えたものであることが判明しました。
これは、足寄町や北見市で撮影されたビデオ映像において、この物体の先端に影のような暗部が見えることと、各地からの目撃情報を総合すると継続時間が数分間以上あり、かつ火球や人工衛星落下にしては移動速度が遅すぎること、目撃情報がいずれも太陽が沈んでいった西の方角であること、十勝管内より西方地域からの目撃情報がないこと(もし火球や人工衛星の落下であれば、札幌・苫小牧方面からもっと多くの目撃情報があってしかるべき)から類推されるものです。
その後、マスコミ等の調査でこの航空機がエア・カナダのジェット機であることが明らかになったとのことです。
なお同様な現象は24日夕刻に北陸地方でも見られ、マスコミで放映されたとのことです。実はこのような「光る飛行機雲」は、注意さえ払っていればかなり頻繁に見ることのできる現象です。航空路が西にある地域では、日没10〜40分後の西方低空天にこのような現象を見ることができるでしょう。もちろんそのとき低空まで晴天であること、航空機がちょうど飛んでいること、飛行機雲ができやすい気象状況であることなどの条件が揃っている必要がありますが。
10月23日11時40分頃、福島県東部で大音響。隕石の落下か? (Oct.23,2000)
日本火球ネットワークの掲示板に寄せられた情報によりますと、10月23日11時40分頃、福島県滝根町付近で大音響が聞こえたとのことです。日中の出来事であり火球の目撃情報はまだありませんが、隕石の落下に伴い大音響が聞こえることがありますので、今回の大音響も隕石落下に伴ったものであるかもしれません。しかし、自衛隊航空機等による衝撃波である可能性もあります。
いまのところこの大音響に関する情報が寄せられたのは滝根町のみですが、周辺ではいかがだったでしょうか、ぜひ上記掲示板に情報をお寄せ下さい。今後寄せられる情報や、地震計の解析からこの音源が明らかにできる可能性があります。
10月22日16時40分頃、北海道十勝管内からみて南西方に火球。←飛行機でした。 (Oct.23,2000 + Oct.29,2000)
10月23日北海道新聞朝刊によりますと、10月22日16時40分頃、北海道足寄町や帯広市から、南西方低空の夕空を燃えながら落下する物体が目撃されたとのことです。(北海道新聞の記事)
足寄町の会社員・佐藤靖さんがビデオ撮影に成功され、この画像はNNN系列の放送局で放映されたようです。
その後の調査で、この物体は飛行機とそれに伴う飛行機雲が太陽光を散乱したものが見えたものであることが明らかになりました。詳しくは2つ上の情報をご覧下さい。
10月21/22日の夜、中国・四国方面に2個の火球が出現。 (Oct.23,2000)
10月21/22日の夜、中国・四国地方上空に2つの火球が出現しました。日本流星研究会及び日本火球ネットワークに寄せられた火球報告の観測地は以下の通りです。
出現日時
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観測地
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10月21日19時30分頃
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愛媛県松山市
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10月22日03時28分頃
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島根県益田市
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これらの火球ですが、21日19時30分頃のものは松山自動車道走行中の車内から南西方に目撃されたもので、薄雲を通して青色に見えたとのことです。また22日03時28分頃のものは益田市から南方に目撃され、痕が2分程度残ったとのことです。
日本流星研究会ではこの火球の観測(目撃)情報を収集しています。この火球を目撃された方、あるいは目撃情報をご存知の方は、ぜひその情報を日本流星研究会にお寄せください。 特にお知らせいただきたいのは観測地及びそこからのみかけの経路の情報ですが、詳細情報でなくとも火球の飛行経路について右落ち(\)・左落ち(/)・垂直(↓)・水平(←・→)の別を示していただくだけでも有益なデータになります。皆さんからの情報提供を期待しています。
10月7日18時11分の火球の飛行経路を推定。ジャコビニ群ではなさそう。 (Oct.20,2000)
本会火球担当幹事の司馬康生さんは、この火球の飛行経路について「房総半島中部から遠くない東沖海上を西から東に向かって飛行した。」との推定を発表しました。
経路図 (日本火球ネットワークにある経路図にリンク)
目撃情報の“落ち方”や推定飛行経路から考えますと、この火球がジャコビニ流星群に属するもので可能性はかなり低くなったと言えそうです。
「全国しし座流星群オリエンテーション」 8会場で開催。 (Oct.20,2000)
日本流星研究会が主催・共催・後援・協力する「全国しし座流星群オリエンテーション」が全国7都県8会場で開催することが決定し、各会場の開催要項が発表されました。この催しは、しし座流星群に興味のある方々を対象にその観測・観望方法や流星に関する基礎知識を知っていただこうというものです。 各地の開催要項については「全国しし座流星群オリエンテーション(2000年)」のページをご覧下さい。
10月7日18時11分、房総半島東方海上に火球。ジャコビニ群の可能性も。 (Oct.08,2000 + Oct.12,2000)
10月7日18時11分、関東から東北南部にかけての広範囲で火球の出現が目撃されました。日本流星研究会及び日本火球ネットワークに寄せられた火球報告の観測地は以下の通りです。
出現日時
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観測地
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10月7日
18時11分
|
宮城県名取市、福島県郡山市、福島県福島市、栃木県那須郡、茨城県つくば市、埼玉県和光市、埼玉県入間市、埼玉県浦和市、埼玉県上尾市、埼玉県川越市、千葉県鎌ヶ谷市、千葉県市川市、千葉県岬町、千葉県千葉市、千葉県成田市、東京都墨田区、東京都新宿区、東京都練馬区、東京都板橋区、東京都町田市、東京都千代田区、神奈川県横浜市、神奈川県藤沢市、静岡県伊東市、長野県佐久市、長野県須坂市
|
本会火球担当幹事の司馬康生さんは、この火球の出現位置を「発光点はまだはっきりしないが、消滅点は千葉県勝浦市の東北東40km付近海上上空高さ25kmくらいか?」と推定されています。この推定は今後の情報によりさらに精度を上げるよう改訂されるものと思われます。なおこの火球はこの夜が極大であったジャコビニ流星群に属する火球である可能性もありそうです。
日本流星研究会では現在これらの火球の観測(目撃)情報を収集しています。これらの火球を目撃された方、あるいは目撃情報をご存知の方は、ぜひその情報を日本流星研究会にお寄せください。 特にお知らせいただきたいのは観測地及びそこからのみかけの経路の情報ですが、詳細情報でなくとも火球の飛行経路について右落ち(\)・左落ち(/)・垂直(↓)・水平(←・→)の別を示していただくだけでも有益なデータになります。皆さんからの情報提供を期待しています。
ジャコビニ流星群、今年もまた活動が捕らえられる。 (Oct.08,2000)
約13年周期で突発活動を起こすジャコビニ流星群が、各地の日本流星研究会メンバーによる10月7/8日の観測で今年もまた弱い活動をしていることが捕らえられました。
以前は、この群は突発出現を起こす年以外はほとんど活動が捕らえられていなかったのですが、1998年の母天体回帰による活動期では該当年でなくともHR2〜10内外の活動を起こしていることが観測されており、今年の状況も注目されていたものです。
詳細な活動状況に付いては観測が集まり集計が済みましたらこのサイトでもお知らせする予定です。
埼玉県狭山市に落下していた隕石を確認。落下は1986年春頃か。 (Oct.07,2000)
国立科学博物館の米田成一氏によりますと、埼玉県狭山市に落下していた隕石が確認されました。おそらく「狭山隕石」と命名されるものと思われます。
米田氏によると、この隕石は1986年4月下旬に落下したものらしく、現在詳細な落下日時を調査中とのことです。大きさはおよそ10×9×7cm、質量は430gで、ほぼ全体が溶融被殻に覆われているとのことです。また成分分析から、隕石としては珍しい種類の「炭素質隕石」(CM1 あるいは CM2)であることが分かったそうです。
「しし座流星群高校生国際観測会」参加校募集中。 (Oct.07,2000)
ここ数年、流星雨を出現させるなど活発な活動を起こしている11月17/18日極大の「しし座流星群」を、国内及び全世界の高校生が連携して観測しようというプロジェクト、「しし座流星群高校生国際観測会」の参加校第二次募集が行なわれています。
参加要項は同プロジェクトのWebページ"http://www.astro-hs.net/jp/"に掲載されていますので、興味のある高校生はぜひご覧いただき、参加を検討されることをお勧めします。
日本流星研究会ではこのプロジェクトの後援をしています。
10月29日に仙台市天文台がアッシャー博士の講演会を開催。 (Oct.03,2000)
仙台市天文台では、10月29日にデビッド・アッシャー博士の講演会を開催するとのことで、その参加募集要項が発表されました。
アッシャー博士は新しい理論によってしし座流星群のピーク時刻の予測を行い、見事に1998年・1999年に起こった流星雨のピーク時刻を的中させた英国の天文学者です。
この講演会ではその理論についての解説のほか、2000年・2001年のしし座流星群の出現予測についても話されるものと思われます。
9月3日20時34分頃、東北地方南部上空に火球が出現。 (Sep.06,2000)
9月3日20時33分50秒、関東〜中部地方の各地から北北東〜北東方向の低空に火球が出現したことが目撃されました。日本流星研究会及び日本火球ネットワークに寄せられた火球報告の観測地は以下の通りです。
出現日時
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観測地
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光度
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9月3日20時33分50秒
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埼玉県東松山市、長野県長野市、長野県大町市、静岡県小山町、三重県四日市市
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-5等?
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これらの目撃情報から概略の出現位置を推定しますと東北地方南部の福島・山形・宮城県境付近の上空となりますが、まだ情報が少なく未確定です。東北地方からの目撃情報が待たれます。
日本流星研究会では現在これらの火球の観測(目撃)情報を収集しています。これらの火球を目撃された方、あるいは目撃情報をご存知の方は、ぜひその情報を日本流星研究会にお寄せください。 特にお知らせいただきたいのは観測地及びそこからのみかけの経路の情報ですが、詳細情報でなくとも火球の飛行経路について右落ち(\)・左落ち(/)・垂直(↓)・水平(←・→)の別を示していただくだけでも有益なデータになります。皆さんからの情報提供を期待しています。
第41回流星会議(於:栃木県鬼怒川温泉)、86名の参加者で盛会。 (Aug.30,2000)
第41回流星会議は8月26日から28日までの二泊三日の日程で栃木県藤原町・鬼怒川温泉あさやホテルで開催され、86名(うち高校生・大学生20名)の参加者で盛会のうちに終了しました。この模様については第41回流星会議のホームページをご覧下さい。
なお来年・第42回流星会議は、2001年8月24日〜26日(金〜日)に長野県坂井村の草湯温泉冠着荘にて開催される予定です。
8月22日夜、北陸地方上空に2つの火球が出現。 (Aug.30,2000)
8月22日の夜、北陸地方上空に2つの火球が出現しました。日本流星研究会及び日本火球ネットワークに寄せられた火球報告の観測地は以下の通りです。
出現日時
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観測地
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光度
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8月22日21時40分25秒
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長野県塩尻市、長野県朝日村、岐阜県根尾村、兵庫県東条町
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-8等?
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8月22日22時35分頃
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長野県朝日村、愛知県一宮町
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-10等?
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これらの火球ですが、21時40分のものは福井県上空、22時35分のものは新潟県北部上空に出現したと推定されますが、まだ情報が少なく未確定です。
日本流星研究会では現在これらの火球の観測(目撃)情報を収集しています。これらの火球を目撃された方、あるいは目撃情報をご存知の方は、ぜひその情報を日本流星研究会にお寄せください。 特にお知らせいただきたいのは観測地及びそこからのみかけの経路の情報ですが、詳細情報でなくとも火球の飛行経路について右落ち(\)・左落ち(/)・垂直(↓)・水平(←・→)の別を示していただくだけでも有益なデータになります。皆さんからの情報提供を期待しています。
ペルセウス座流星群極大期の火球(大流星)情報 (Aug.16,2000)
ペルセウス座流星群の極大期(8月10/11〜13/14日)に出現が報告された火球のうち、マイナス3等より明るいと報告された火球の一覧を以下に示します。
出現日時
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観測地
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光度
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備考
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8月11日02時41分41秒
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宮城県蔵王町、宮城県白石市、茨城県麻生町、静岡県御殿場市
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-5等
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ペルセウス群
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8月11日03時18分40秒
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兵庫県佐用町
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-4等
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ペルセウス群
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8月11日03時20分18秒
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静岡県御殿場市
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-4等
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ペルセウス群
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8月11日22時22分00秒
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静岡県御殿場市
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-4等
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ペルセウス群
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8月11日23時47分10秒
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茨城県麻生町、静岡県御殿場市
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-4等
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ペルセウス群
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8月11日23時50分20秒
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兵庫県千種町
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-4等
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ペルセウス群
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8月12日00時47分10秒
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茨城県麻生町、静岡県御殿場市
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-4等
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やぎ座α群
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8月12日02時41分49秒
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新潟県西山町、静岡県御殿場市
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-5等
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ペルセウス群
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8月12日03時33分20秒
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茨城県真壁町
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-4等
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ペルセウス群
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8月12日03時34分20秒
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兵庫県佐用町
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-4等
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ペルセウス群
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8月12日03時50分10秒
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兵庫県佐用町、広島県東広島市、大分県大分市
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-8等
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ペルセウス群
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8月13日01時41分20秒
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兵庫県佐用町
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-4等
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ペルセウス群
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8月13日04時14分56秒
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静岡県小山町
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-4等
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ペルセウス群
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8月14日01時56分36秒
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愛媛県宇和島市
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-5等
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ペルセウス群
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日本流星研究会では現在これらの火球の観測(目撃)情報を収集しています。これらの火球を目撃された方、あるいは目撃情報をご存知の方は、ぜひその情報を日本流星研究会にお寄せください。 特にお知らせいただきたいのは観測地及びそこからのみかけの経路の情報ですが、詳細情報でなくとも火球の飛行経路について右落ち(\)・左落ち(/)・垂直(↓)・水平(←・→)の別を示していただくだけでも有益なデータになります。皆さんからの情報提供を期待しています。
ペルセウス座流星群の極大夜、悪天候ながらHR50超の活動が観測される。 (Aug.13,2000)
日本流星研究会メンバーらによるメーリングリストに8月12日13時までに投稿された速報報告によりますと、ペルセウス座流星群は極大夜の出現状況は、03時台の平均HRが70を超えるなど大流星群の名に恥じない活動を見せたようです。
当夜は本州南海上あった台風9号の影響で悪天候の地域が多く、観測できた場所でも雲量が多く観測条件としては良くありませんでした。それでも北海道などから観測報告が寄せられその活動状況は次第に明らかになりつつあります。出現状況の速報集計及び日毎グラフ・時間毎グラフはリンク先をご覧下さい。
さて、晴天地域における観測データはきわめて貴重なものになります。この夜の観測に成功された方にお願いですが、その結果をぜひとも日本流星研究会に報告をお願いします。寄せられたデータは集計に利用され広報されるなど有効に活用されますので、ご協力のほどよろしくお願い致します。
ペルセウス座流星群、極大前夜で既に活発な活動。 (Aug.12,2000)
日本流星研究会メンバーらによるメーリングリストに8月12日13時までに投稿された速報報告によりますと、ペルセウス座流星群は極大前夜の11/12日でHR≒37、ZHR≒130とかなり活発な活動を見せていることが観測されています。出現状況の速報集計及び日毎グラフ・時間毎グラフはリンク先をご覧下さい。
極大夜の8月12/13日は本州南海上にある台風9号の影響で晴天となる地域は限られそうです。天気情報へのリンクもペルセウス座流星群のページに用意してありますので、晴れそうな地域への遠征観測の参考にして下さい。
ペルセウス座流星群の出現数、8月6/7日でHR10を突破、順調に増加中。 (Aug.09,2000)
日本流星研究会メンバーらによるメーリングリストに8月9日09時までに投稿された速報報告によりますと、ペルセウス座流星群の出現数は順調に増加し、8月6/7日にHR10を突破していたことが観測されています。出現状況の速報集計及びグラフはリンク先をご覧下さい。
この群の極大夜は8月12/13日です。残念ながら月明かりがありますが、02時以降ならその影響も少なくなって華麗なる流星ショーを楽しむことができそうです。
8月5日01時26分、茨城県東方海上に火球。このほかにも火球情報多数。 (Aug.07,2000)
8月5日01時25分50秒、末端で顕著な増光をみせた火球が出現したとの報告が関東地方の複数箇所から寄せられました。この火球は報告された経路から茨城県東方の太平洋上空に出現したペルセウス座流星群に属する火球である可能性が高そうです。
また、7月26/27日から8月6/7日にかけてほぼ毎夜のように火球の出現が報告されています。以下に日本流星研究会及び日本火球ネットワークに寄せられた火球報告より、出現日時と観測地についてまとめてみました。
出現日時
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観測地
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光度
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備考
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7月26日20時04分11秒
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静岡県小山町
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-3等
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やぎα群
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7月29日22時37分47秒
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長野県朝日村、石川県羽咋市
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-4等
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はくちょう群?
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7月29日23時09分
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埼玉県大井町
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-3等?
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7月29日23時23〜63分
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長野県朝日村、石川県羽咋市
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-3等
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やぎα群 出現時刻未確定
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7月30日02時30〜35分
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富山県富山市
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-4等
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みずがめδ群? 出現時刻未確定
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7月30日02時42分
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兵庫県東条町、広島県東広島市
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-3等
|
みずがめδ群
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7月30日23時03分15秒
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静岡県御殿場市
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-3等
|
やぎα群
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7月31日01時29分52秒
|
静岡県御殿場市
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-5等
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やぎα群
|
7月31日22時58分28秒
|
長野県朝日村
|
-3等
|
やぎα群
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8月1日00時49分10秒
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東京都八王子市、宮城県白石市
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-2等?
|
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8月1日23時27分45秒
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茨城県麻生町
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-3等
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やぎα群?
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8月1日23時35分
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東京都昭島市、静岡県小山町
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-3等
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ペルセウス群
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8月2日23時19分54秒
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静岡県小山町
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-3等
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やぎα群
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8月3日00時19分
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兵庫県東条町
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-3等
|
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8月4日20時45分
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徳島県那賀川町
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-4等
|
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8月4日22時36分15秒
|
千葉県銚子市
|
-4等
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散在
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8月5日01時25分50秒
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千葉県銚子市、神奈川県座間市
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-6等
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ペルセウス群 標記のもの
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8月6日02時38分05秒
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兵庫県千種町
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-3等
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散在
|
8月6日21時59分15秒
|
静岡県小山町
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-3等
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ペルセウス群
|
8月6日22時25分11秒
|
静岡県小山町
|
-3等
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やぎα群
|
日本流星研究会では現在これらの火球の観測(目撃)情報を収集しています。これらの火球を目撃された方、あるいは目撃情報をご存知の方は、ぜひその情報を日本流星研究会にお寄せください。 特にお知らせいただきたいのは観測地及びそこからのみかけの経路の情報ですが、詳細情報でなくとも火球の飛行経路について右落ち(\)・左落ち(/)・垂直(↓)・水平(←・→)の別を示していただくだけでも有益なデータになります。皆さんからの情報提供を期待しています。
やぎ座α流星群、7月30/31日〜8月2/3日にZHR8〜9と活発。 (Aug.07,2000)
日本流星研究会メンバーらによるメーリングリストに8月7日09時までに投稿された速報報告によりますと、7月30日頃に極大となるやぎ座α流星群が7月30/31日〜8月2/3日の4夜、ZHR8〜9と通常のこの群の極大出現数(ZHR4前後)よりかなり活発な出現を見せていたことが観測に捕らえられていました。 また、別記事にもあるようにこの群の火球も多数観測されています。
出現状況のグラフはこちらに示してあります。この群は8月15日過ぎまで活動するとされていますので、今年の活動状況の全貌を明らかにするためにも今後の観測が重要です。
7月22日20時35分頃、近畿周辺で火球が目撃される。 (Jul.24,2000)
7月22日20時45分頃に火球が出現したとの報告が近畿地方の複数箇所から寄せられました。
日本流星研究会及び日本火球ネットワークに寄せられた目撃情報の観測地は以下の通りです。
出現日時
|
観測地
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7月22日20時35分頃
|
三重県南島町、和歌山県龍神村、大阪府豊能町
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この火球は鳴門海峡付近の上空に出現したものと推定されますが、まだ情報が少ないため確実ではありません。
日本流星研究会では現在この火球の観測(目撃)情報を収集しています。この火球を目撃された方、あるいは目撃情報をご存知の方は、ぜひその情報を日本流星研究会にお寄せください。 特にお知らせいただきたいのは観測地及びそこからのみかけの経路の情報ですが、詳細情報でなくとも火球の飛行経路について右落ち(\)・左落ち(/)・垂直(↓)・水平(←・→)の別を示していただくだけでも有益なデータになります。皆さんからの情報提供を期待しています。
ペルセウス座流星群、既にHR3〜4の出現。 (Jul.24,2000)
日本流星研究会メンバーらによるメーリングリストに7月24日07時までに投稿された速報報告によりますと、7月21/22日の夜において複数の観測者がペルセウス座流星群がHR3〜4の出現を見せていることが観測されています。
この群は8月12/13日が極大夜ですが、今年は月明かりの影響があって観測条件はあまり良くありません。月明かりの影響を受けずに観測できるのは7月下旬から8月上旬となります。
7月1日00時43分、土佐湾上空に火球が出現。 (Jul.07,2000)
7月1日00時43分、長崎県森山町から東方に火球が目撃され、その後広島県東広島市の火球パトロールカメラにも撮影されていたことが分かりました。
日本流星研究会及び日本火球ネットワークに寄せられた目撃情報の観測地は以下の通りです。
出現日時
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観測地
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7月1日00時43分
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広島県東広島市、長崎県森山町
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この火球は高知市南方の土佐湾上空に出現したものと推定されます。
日本流星研究会では現在この火球の観測(目撃)情報を収集しています。この火球を目撃された方、あるいは目撃情報をご存知の方は、ぜひその情報を日本流星研究会にお寄せください。 特にお知らせいただきたいのは観測地及びそこからのみかけの経路の情報ですが、詳細情報でなくとも火球の飛行経路について右落ち(\)・左落ち(/)・垂直(↓)・水平(←・→)の別を示していただくだけでも有益なデータになります。皆さんからの情報提供を期待しています。
6月6日22時58分、四国地方南方に明るい火球が出現。 (Jun.07,2000 + Jun.09,2000)
6月6日22時58分、近畿地方から九州地方にかけての西日本の広範囲から火球が目撃されました。各地からかなり低空まで飛行したのが目撃されており、隕石落下であった可能性もあります。しかし隕石が落下していたとしても太平洋上であり、回収は不可能でしょう。
日本流星研究会及び日本火球ネットワークに寄せられた目撃情報の観測地は以下の通りです。
出現日時
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観測地
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6月6日22時58分
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大阪府高槻市、和歌山県有田市、兵庫県佐用町、兵庫県宝塚市、兵庫県神戸市、兵庫県伊丹市、岡山県倉敷市、広島県東広島市、香川県国分寺町、香川県丸亀市、徳島県徳島市、徳島県三野町、徳島県川島町、愛媛県伊予市、高知県土佐市、福岡県宗像市、佐賀県佐賀市、佐賀県武雄市、長崎県佐世保市、長崎県諫早市、宮崎県宮崎市、鹿児島県宮之城町
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日本火球ネットワークのWebページには、上記のうち広島県東広島市に設置されている同ネットワークの火球パトロールカメラによって撮影された画像と、長崎県諫早市で観測された山口さんによるスケッチが掲載されています。これらの情報より日本火球ネットワークの下田力さんはこの火球の経路について「愛媛県宇和島市東側の高知県との県境付近上空約70kmで発光し、南南東に向かって飛行して足摺岬南東側の太平洋に出て、高度20km付近で爆発したと思われる。最大光度は-10等以上になったと推定され、数秒間飛行した模様であることから太平洋上に隕石が落下した可能性が大きい。」との見解を示されています。
日本流星研究会では現在この火球の観測(目撃)情報を収集しています。この火球を目撃された方、あるいは目撃情報をご存知の方は、ぜひその情報を日本流星研究会にお寄せください。
今年のこと座流星群の極大ZHRは約30、みずがめ座η流星群の極大ZHRは120。 (May 26,2000)
日本流星研究会メンバーらによるメーリングリストに5月24日12時までに投稿された速報報告を基にした4月21/22日極大の「こと座流星群」と、5月5/6日極大の「みずがめ座η(エータ)流星群」の速報集計が完了しました。
それによりますと、今年の日本国内における「こと座流星群」の最大出現は4月21/22日02時台・03時台のZHR≒30、「みずがめ座η流星群」の最大出現は5月5/6日02時台のZHR≒125であり、ともに並年と大きく違わない状況であったようです。 これらの群の出現状況及び出現状況のグラフについては以下のページをご覧下さい。
5月23/24日の夜、うしかい座α群のHR≒5前後の突発活動が観測される。 (May 25,2000)
5月23/24日の夜、うしかい座α群のHR≒5前後の小規模な突発活動が静岡県小山町の長田和弘氏、兵庫県千種町の住江和博氏、広島県東広島市の阪口満栄氏の3名の観測者により捕らえられました。
この流星群はシュワスマン−ワハマン第3周期彗星(73P/Schwassmann-Wachmann 3)が母天体と推定されているもので、1998年にもHR≒5程度の小規模突発が観測されています。母天体は1995年にかなり大きなバーストを起こしており、このバーストにより撒き散らされたと考えられる流星物質が2006年に地球に接近することから大規模な流星群活動を起こす可能性があるとして注目されているものです。
4月1日21時04分、相模湾上空に「お花見火球」出現。 (Apr.19,2000)
4月1日21時04分、関東地方から近畿地方にかけての広範囲から火球が目撃されました。ちょうど桜が見頃であった頃でもあり、夜桜見物の場でこの火球を目撃された方も多かったようです。
日本流星研究会及び日本火球ネットワークに寄せられた目撃情報の観測地は以下の通りです。
出現日時
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観測地
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4月1日21時04分
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埼玉県寄居町、千葉県勝浦市、千葉県浦安市、東京都目黒区、東京都品川区、東京都八王子市、東京都町田市、静岡県伊東市、長野県朝日村、石川県柳田村、大阪府大阪市
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上記のうち長野県朝日村と石川県柳田村のものは日本火球ネットワークメンバーの火球パトロールカメラにて撮影されたものです。また千葉県勝浦市からも写真で撮影されています。これらの情報より日本火球ネットワークの下田力さんはこの火球の経路について「発光点は相模湾付近で、東あるいは東南東に向かって飛行したと思われる。」との見解を示されています。
日本流星研究会では現在これらの火球の観測(目撃)情報を収集しています。この火球を目撃された方、あるいは目撃情報をご存知の方は、ぜひその情報を日本流星研究会にお寄せください。
日本天文学会のジュニアセッションで本会会員の高校生が発表の予定。 (Mar.17,2000)
4月3〜5日(月〜水)に東京大学本郷キャンパスで開催される日本天文学会2000年春季年会の中で開催されるジュニアセッション(4月3日(1日目) 16:00-18:00)で、本会会員の複数の高校生(愛知県立千種高:小川宏さん、三田村裕美さん、山本雅之さん、東京学芸大学教育学部附属高:山北剛久さん)が講演を行います。
ジュニアセッションは中学生、高校生を対象としたセッションで、今回初めて設定されたものです。発表数は17件で延べ48名の高校生・高専生と8名の中学生が発表を行う予定です。
日本天文学会の年会を聴講する為には一般に登録料が必要ですが、ジュニアセッションを聴講するのは無料とのことですので、興味のある方は参加され、近未来の大天文学者の若かりし勇姿をご覧になってはいかがでしょうか。
参考:国立天文台・天文ニュース(333)「日本天文学会春季年会にジュニアセッション」
2月29日21時52分関東地方、3月1日21時59分九州北部地方に火球出現。 (Mar.04,2000)
2月29日に関東地方で、3月1日に九州北部地方から火球の出現が報告されています。
日本流星研究会及び日本火球ネットワークに寄せられた目撃情報の観測地は以下の通りです。
出現日時
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観測地
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3月 1日21時59分頃
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長崎県諫早市
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2月29日21時52分頃
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千葉県柏市、東京都国立市、神奈川県秦野市、山梨県山中湖村
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日本流星研究会では現在これらの火球の観測(目撃)情報を収集しています。この火球を目撃された方、あるいは目撃情報をご存知の方は、ぜひその情報を日本流星研究会にお寄せください。
2月22日19時08分の大火球は茨城県北部から日光〜尾瀬方面上空まで飛行。 (Feb.26,2000)
日本流星研究会火球観測担当幹事の司馬康生さんは、2月22日19時07分41秒に北関東上空に出現した大火球の概略の実経路を宮城県白石市の井上弘行さんが撮影されたビデオと長野県朝日村の日本火球ネットワーク針尾観測点の火球パトロールカメラで撮影された写真を基に以下のように計算され発表されました。
- 発光点:茨城県常陸太田市付近上空94km
- 消滅点:日光・女峰山付近上空44km
ただし上記の消滅点は針尾観測点のカメラから消えた点ですので、実際にはもう少し先の尾瀬ヶ原上空まで飛行した可能性が高いと思われるとのことです。
司馬さんはこの火球が隕石となって落下した可能性については、対地速度が19km/sと遅かったものの消滅点光度が比較的高かったことから「隕石落下には至らず、ほぼ燃え尽きたであろう。」と否定的な見解を出されています。
なお日本火球ネットワークのホームページ内にこの火球の経路図が紹介されています。
2月22日19時08分、関東地方北部にかなり明るい分裂火球が出現。 (Feb.23,2000)
2月22日19時07分41秒、宮城県から岐阜県までの広範囲からかなり明るく末端で分裂した火球が目撃されました。これまでの情報によるとこの火球は茨城県北部上空から福島県只見町付近の上空にかけて飛行したようですが、詳細な位置はまだ情報が少なく未確定です。
日本流星研究会及び日本火球ネットワークの掲示板に寄せられた目撃情報の観測地は以下の通りです。
出現日時
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観測地
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2月22日
19時07分41秒
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宮城県白石市、山形県山形市、福島県伊達町、福島県郡山市、福島県喜多方市、新潟県新潟市、群馬県前橋市、茨城県つくば市、埼玉県浦和市、千葉県成田市、東京都中央区、東京都中野区、東京都葛飾区、東京都世田谷区、東京都武蔵野市、東京都国分寺市、東京都東大和市、神奈川県横浜市、神奈川県藤沢市、神奈川県厚木市、神奈川県相模原市、山梨県白根町、長野県波田町、長野県朝日村、岐阜県中津川市
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このうち、宮城県白石市の井上弘行さんはこの火球をビデオで捉えられ、氏のホームページでMPEG動画として公開されています。→(http://www03.u-page.so-net.ne.jp/ya2/h_inoue/v.mpg)
また日本火球ネットワークのホームページには長野県朝日村で撮影されたこの火球の画像が公開されています。→(http://user.cnet.ne.jp/c/c-shimo/CS0005.jpg)
日本流星研究会では現在この火球の観測(目撃)情報を収集しています。この火球を目撃された方、あるいは目撃情報をご存知の方は、ぜひその情報を日本流星研究会にお寄せください。
2月9日及び2月17日、関東地方北部に火球出現。 (Feb.22,2000)
2月9日及び2月17日に関東地方から火球の出現が報告されています。いずれも関東北部(群馬県〜栃木県)の上空に出現したものと推定されますが、まだ情報が少なく未確定です。
日本流星研究会及び日本火球ネットワークに寄せられた目撃情報の観測地は以下の通りです。
出現日時
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観測地
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2月17日22時03分頃
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東京都練馬区、千葉県我孫子市、東京都台東区、長野県長野市
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2月09日19時21分頃
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埼玉県上尾市、埼玉県上里町
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日本流星研究会では現在これらの火球の観測(目撃)情報を収集しています。この火球を目撃された方、あるいは目撃情報をご存知の方は、ぜひその情報を日本流星研究会にお寄せください。
1月20日から23日までの連日及び27日、各地で火球が観測される。 (Jan.25,2000 + Jan.31,2000)
1月20日から23日にかけての連日、及び27日に火球の出現が報告されています。
日本流星研究会及び日本火球ネットワークに寄せられた目撃情報の観測地は以下の通りです。
出現日時
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観測地
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1月27日20時34分頃
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福島県郡山市、栃木県鹿沼市
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1月23日19時15分頃
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福島県郡山市、埼玉県熊谷市、岩手県岩泉町、長野県長野市、群馬県粕川村
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1月23日00時40分頃
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東京都府中市
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1月22日00時10分頃
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千葉県白子町、神奈川県相模原市
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1月21日00時15分頃
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東京都北区
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1月20日22時前後
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千葉県船橋市
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1月20日17時33分頃
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神奈川県相模原市、埼玉県深谷市
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この中には出現時刻に数分の誤差があるものも含まれていますので、出現時刻の確定や出現位置の決定の為には新たな目撃情報の収集が待たれます。
日本流星研究会では現在これらの火球の観測(目撃)情報を収集しています。この火球を目撃された方、あるいは目撃情報をご存知の方は、ぜひその情報を日本流星研究会にお寄せください。
1月30日、東京原宿にてアッシャー論文の勉強会を開催。 (Jan.25,2000)
1月30日(日)13時より渋谷区神宮前区民センター(JR原宿駅から徒歩5分)にて開催される「第93回流星物理セミナー」では、話題となっているアッシャー博士の論文「Leonid Dust and Meteor Storms」の紹介が行なわれます。また国立天文台の阿部新助さんによるNASAの1999年しし座流星群航空機ミッションへの参加報告も行なわれます。
この集会は流星に興味のあるメンバーが自由に集まって発表を行うものなので、流星に興味のある方であれば中学生から社会人・主婦の方までどなたでも参加できます。飛びこみ発表も可能ですので、皆様のご参加をお待ちしております。
詳しくはこちらのページをご覧下さい。
18日21時19分頃、石川県付近上空にかなり明るい火球が出現。 (Jan.19,2000)
1月18日21時19分頃、近畿地方から関東地方にかけての広範囲からかなり明るい火球が出現が目撃されました。
これまでに日本流星研究会及び日本火球ネットワークに寄せられた目撃情報の観測地は以下の通りです。
- 奈良県大和郡山市、群馬県伊勢崎市、愛知県名古屋市、三重県四日市市
これらの情報から概略の出現位置を推定すると石川県付近の上空となりますが、それに近い甲信越・北陸地方からの目撃情報が収集できていないので不確定さが残ります。
日本流星研究会では現在この火球の観測(目撃)情報を収集しています。この火球を目撃された方、あるいは目撃情報をご存知の方は、ぜひその情報を日本流星研究会にお寄せください。
りゅう座ι流星群、4日早朝は増加傾向、5日早朝は減少傾向。 (Jan.05+Jan.07,2000)
日本流星研究会メンバーらによるメーリングリストに1月7日02時までに投稿された速報報告からの集計によるりゅう座ι流星群(“しぶんぎ座流星群”とも呼ばれる)の極大前後の3/4日及び4/5日の出現状況です。
今年は極大予想時刻が日本では4日の昼間に当たってしまったため、その前夜の3/4日及び後夜の4/5日の出現数はあまり多くないであろうと予想されていました。速報集計による観測結果でも3/4日早朝は増加傾向、4/5日早朝は減少傾向となり、その予想が裏付けられてことになります。一時間単位で見た最大出現は3/4日05時台のHR=27でした。
出現状況については、こちらのページをご覧下さい。出現状況のグラフも掲載しました。
4日20時35分頃、関東南部上空に火球出現。 (Jan.05,2000)
1月4日20時35分頃、関東地方から東北地方南部にかけての広範囲から火球の出現が観測されました。
日本流星研究会及び日本火球ネットワークに寄せられた目撃情報の観測地は以下の通りです。
- 宮城県仙台市、東京都江戸川区、東京都昭島市、東京都大島町、東京都八王子市、福島県新鶴村
日本流星研究会では現在この火球の観測(目撃)情報を収集しています。この火球を目撃された方、あるいは目撃情報をご存知の方は、ぜひその情報を日本流星研究会にお寄せください。
新年8分前(12月31日23時52分)、関西地方上空に火球出現。 (Jan.01,2000)
1999年12月31日23時52分、関西地方で火球の出現が観測されました。ちょうど大晦日の年越し行事の時刻にあたったため、カウントダウンコンサート等の会場で目撃された方も多かったようです。
日本流星研究会及び日本火球ネットワークに寄せられた目撃情報の観測地は以下の通りです。
- 大阪府泉佐野市、兵庫県神戸市、奈良県奈良市、和歌山県川辺町、広島県福山市、大阪府泉佐野市、和歌山県花園村
日本流星研究会では現在この火球の観測(目撃)情報を収集しています。この火球を目撃された方、あるいは目撃情報をご存知の方は、ぜひその情報を日本流星研究会にお寄せください。
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